ある日の夕食(減塩食)
Yさんが私の料理のレシピを欲しいと言うので、どんなのがいいか聞いて、10枚ほどコピーして送った。
私は昔から料理が好きで、人を招んで手料理を振る舞うのも好きだった。
高い食材ではないし大した料理じゃないが、みんなで集まって楽しく食べて、おいしいと言ってもらえるのが嬉しいので、お正月休みなどに食事会を開いていた。
気まま通信にはそんなときのことも書いていたので、Yさんは私の料理好きを知っているのだろう。
レシピはA4サイズの半分の紙に書いて保存してある。
よく使うものはファイルフォルダーに、豚肉、牛肉、鶏肉、魚、野菜に分けて、野菜は60枚ほど、肉と魚はそれぞれ20枚ぐらいずつ入れている。
昔はよく作ったが、嗜好が変わって作らなくなったものは外して別に保管している。
それも入れるともう300枚ぐらいたまっている。
自分用のメモのようなものなので簡単に書いてあるだけだが、季節が巡ってきて久しぶりにその食材で何か作ろうとなったときに、どんな料理があったっけと探すと、去年これがおいしくて何度も作った、というレシピが見つかったりする。
レシピは私のオリジナルは数えるほどで、料理本で見たものや、今はネットやYouTubeで見たものを自分流にアレンジしている。
以前は普通に味付けして食べていたが、2年前に血圧が極端に上がって具合が悪くなり、薬を処方されるようになったので、薬を飲みたくないから減塩食に切り替えた。
塩分が1日6g以下になるように、計算して作っている。
去年の夏から始めて、最初のうちは味が薄くて物足りなかったが、今では薄味じゃないと食べられなくなった。
外食は滅多にしない。
去年、絵美子ちゃんたちと日本橋高島屋の天一で天丼を食べたときは、煮物と漬物は味見する程度にしておき、赤だしの味噌汁には手を付けなかった。
作るときは材料(主に調味料)の塩分を計算し、食べるときも食べる量とおかずの組み合わせをメモ用紙に書き出して、トータルの塩分量を計算している。
例えば、2〜3日前の夕食はこんなだった。右側の数字は食塩相当量。
・ちんげん菜のツナ和え 0.6g
・海老ととろろと枝豆のさつま揚げ(オーブントースターで焼いただけ) 0.4g
・豆腐と山えのきと葉ネギの味噌汁 0.6g
私は減塩醤油や減塩味噌は使わず、醤油も味噌も使い慣れたものを使っている。
昔、母が人工透析をしていたとき、減塩醤油は薬臭いと言っていたからだ。
だから自分では一度も使ったことはないが、普通の醤油や味噌でも量を加減すれば減塩になる。
私は食べる量が少ないので、それで済んでいるが、たくさん食べる人は減塩の調味料にした方がいいかもしれない。
減塩食にしてからも最初のうちは血圧が高くなることがあって、そういうときだけ降圧剤を飲んでいた。
もちろん医師の許可を得て。
血圧は朝晩2回計っているが、朝140台でも夜は120台に下がっていたり、その逆だったりする。
去年は高いとあわてて薬を飲んでいたが、正常な人でも血圧は上がり下がりが激しいので、一喜一憂するのはやめた。
だいたいいつも120前後で、たまに140〜150台半ばになることがあっても、その程度なら気にしない。
減塩食が馴染んできたせいもあるだろし、今はこんな感じで安定している。