
悪魔の輪から抜け出す ルアンプー・プラモート師
私達が世俗から解脱することは
全く容易なことではありません
大変に忍耐が必要なのです
悪魔(マーヤ)をかき分けて立ち向かい脱出する為に
どうすればそこを通り抜けることが出来るのでしょうか
その為にまず初めに
五戒を持たなければなりません
もしも私達に五戒が無いのであれば
悪魔(マーヤ)の餌に簡単に引っかかってしまうのです
もしも五戒を持たないのであれば
美しい女性を目にした時
心はそれに惹かれ
子供がいようが妻がいようがお構いなしで
悪魔(マーヤ)の餌に引っかかってしまうのです
美しさというルーパ(色)を餌にして私達を待ち受けているのです
そして
私達は五戒を破る事を容認してしまい
そして過ちを起してしまい
地獄に落ちることを恐れなくなってしまうのです
美しく甘い声を聞くと
それに浸り込みうっとりしてしまい
正しくないことを行ってしまうのです
ですから
私達はまだ悪魔(マーヤ)に立ち向かうことが出来ないのです
悪魔(マーヤ)には沢山の道具が揃っています
見るもの
音
匂い
味
触れる感覚
これらは私達を引き留める悪魔(マーヤ)の道具なのです
ですから
私達はまだこれらに打ち勝つことは出来ません
ですから
自分自身を保護しなければならないのです
自分自身を保護すること
悪魔の餌にとらわれない事
それはすなわち五戒を守る事なのです
私達が浸り込むことから保護してくれるのです
私達が
美しいものをみたいと思った時
美しい女性を見たいと思った時
私達が五戒を守っているならば
過ちは犯さないのです
「この人はわたしのパートナーでないので、関わりません」と
このように
五戒は自分自身に仕切りを立ててくれるのです
悪魔の餌に飛びつかせなくするのです
それはあたかも
悪魔が釣りをしている様なものです
悪魔が餌を釣り針に引っ掛けるようなものです
悪魔が私達を釣る為の餌は
見るもの
音
匂い
味
触れる感覚です
これらが餌なのです
悪魔はこれらの餌によって私達をこの世に居続けさせようとするのです
悪魔の餌を私たちはまだ好んでしまいます
嫌いになるということは出来ないのです
この餌につられないのは不還果(アナーカミー)です
しかし私達はそうではありません
私達のほとんどは凡人です
いつでもそれに惹かれ釣られててしまうのです
ですから
まず五戒を持つのです
五戒を持たないのであれば
私たちはたちまち悪魔の道具に取り込まれてしまい
悪魔の召使になってしまうのです
悪魔の餌にされ
釣り針を食べる魚であり
釣られて捉えられ
殺されて捨てられるのです
私達は悪魔に何度も何度も捉えられた人生が
数えきれないほどあったのです
私達は死に
また死ななければならないのです
なぜならば私たち悪魔の餌に捕らわれているからです
ですから
少なくとも五戒を持たなければなりません
五戒を守る事で餌に浸り込むことは無いのです
何かの餌だけに捕らわれる事はあるのです
まだ餌に捕らわれているか?といえばまだ捕らわれているのです
しかし
混迷の旅路ではありません
昨今は混沌としています
あれやこれやを奪い合っているのです
ですから
五戒を持つのです
五戒を持つならば
その次に心が高められるのです
仏歴2567年9月10日