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仏教を押し付けない

こんにちは

仏教を押し付けない

と書くと

途端に自分の事を思い出して赤面してしまいます

なぜならば

仏教の知識を耳にし

こんな発想の転換があるのか

やっぱり自分は間違っていない

あの人こそ間違っている人だ

と仏教の宝刀を使って断罪してしまうのです

その時は

なんと清々した気分で

あたかも鬼退治が終わった桃太郎のような気分です

しかし

あの時を思い出すと

慢(まん)丸出しで

自我をひけらかし

新しく入手した知識にハマり込んで悦になっていたと

恥ずかしくなるのです

同じように

なぜ仏教的なこういう考え方をしないの?

家族に仏教のすばらしさを分かって欲しい

子供にも実践してほしい

両親にも素晴らしさを理解してほしい

と「欲しい心」がここでも全開になって

欲は苦(ドゥッカ)の元

という事をすっかり忘れて

はまり込んでいるのです

今では

人それぞれ

また

自分自身にも

ある段階の仏教が心に響くには

原因と条件が揃っていないと理解できない

と思うように至り

ましてや他人様に仏教を押し付けることは慎むようになったのです

心に仏教が響くには人それぞれの徳(ブン)と波羅蜜(バラミー)が熟した状態でないと届かない

人それぞれにタイミングがあると

どこかお坊様か失念してしまいましたが

そんな言葉を思い出しました


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