菩提樹
タイのプラチンブリ県にシーマハーポートという町があります。
シーマハーポートとはタイ語で菩提樹という意味です
私はもう、10年以上前なのですが、この街に住んでいたことがありました。
当時は仏教に全く興味が無く、シーマハーポートが菩提樹という意味だという事すら知りませんでした。
この町は西暦6~9世紀のドゥラーヴァティー時代の交易都市の一つとして栄えたと言われており特徴的な像が出土されています。
そのシーマハーポートという町にはブッダガヤからもたらされたと言われている菩提樹があります。
伝説によると、”仏歴500年頃(紀元前25年頃?)マホーソット国のタワーナムパヤディ王が使節団を派遣しインドのブッダガヤから菩提樹がもたらされた”
と解説されております。とても古くから祀られてきた菩提樹であることは間違いないようです。
菩提樹の側にいるとなんとなく心が落ち着く気がします。古代の仏教徒達も同じ様にこの菩提樹を眺めていたのでしょうか。仏教が途切れることなく今に伝わりその教えに触れられることはなんとも有難い事だと、菩提樹を見ながらそんな気持ちが湧いてきました。
Ahaṃ avero homi, abyāpajjho homi 私は、怒りない、憎しみのない人間でありますように
sukhī attānaṃ pariharāmi. 安楽に過ごせますように
Sabbe sattā averā hontu, abyāpajjhā hontu 生きとしいけるものが、怒りのない、憎しみのない存在であります様に
sukhī attanaṃ pariharantu. 安楽に過ごせますように。
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