時間金持ちと時間貧乏 プッタタート師のお寺
こんにちは
プッタタート師のお寺に行く機会がありました
プッタタート師は修行に関する書物をたくさん書き残され、南タイ出身の大変有名なお坊様の1人です
日本でも星飛雄馬さんによって呼吸瞑想(アナパナサティ)の本が邦訳され私たちもその教えに触れる機会を持つことができました。
師のお寺は、南タイのスラータニ県にあり、スワンモークと呼ばれる森の中にあります。
大変広大な森の中に自然(ダンマ)であることを重要視した、お寺というより森の修行道場です。
普通どこのお寺にも本堂があり、仏像があるものですが、プッタタート師のスワンモークは建物も何も無い場所に仏像だけが奉ってあります。ここが本堂(ウボソット)でした。
本堂のあたりに立ってましたら
お坊様が声を掛けて下さりました。
「ここには本堂の建物は無い。建物があると言う事は維持管理しないといけない。しかし、
そもそも建物が無いので維持管理する必要が無い」と仰り
「ここには敷物1枚を持ってくるだけでよい」
「雨が降ったならさっと移動すればよい」と
本堂(ウボソット)に建物が無いことを
「無いことの軽さ」を話して下さいました。
また
在家は金持ちになる事はあるが
時間が貧乏だと
しかし比丘は時間金持ちであり
ここには自分のために時間を使うことで
在家よりも遥かに自由であると
話して下さいました
私達は表面上豊かで自由に見えるかもしれませんが
本当は自分のために時間を使うことができず、時間貧乏なのではないか
お坊様の自分自身にありったけの時間を使う事ができる生き方が時間金持ちで本当は大切なことで蔑ろにしてはいけないのではないかと感じたのです
本堂のすぐ下にはプッタタート師が火葬された時の場所に碑が建てられています
碑には
Buddhadasa Indapanno was cremated on here on September on 1993
ブッダダーサ•インダパンノ師はここで荼毘にふされた
と書いてあります