【感想】「自分のアタマで考えよう」本レビュー
今回レビューする本は、
『知識にだまされない思考の技術』について書いた本です。
私は、数学を勉強する時、
解けない問題があれば、すぐ解説を見たりしました。
もちろん、このやり方は「時間短縮」というメリットがあります。
しかし、このやり方では、
自分のアタマで考えないため、応用問題が解けないという問題に直面します。実際、私も何度も経験しました💦。
こんな私にとって、本書の内容は「ショック!」の連続でした。
今回の記事では、
本書で紹介された「自分の頭で考える方法」を紹介したいと思います。
0.なぜ、自分のアタマで考えることが重要なのか?
⇒膨大な情報の中、自分に必要な情報を見極めるため
今は、ネットを通じて簡単に膨大な情報が手に入れる時代です。
そこで、私たちは「このデータは本当なのか」、「どの情報が自分に必要なのか」など自分で見極める必要があります。
しかし、情報を見極める方法は学校で教えてくれないので、
情報に振り回される人が多いと思います。
1.「知っている」と「考える」はまったく別もの。
人は、よく「知識」をまるで「自分の思考」と錯覚します。
「思考」とは、「その知識による思い込み」ではなく、「知識と思考をはっきり区別する」ことからはじまります。
2.意思決定のプロセスを決める。
3.「判断基準が多い」と決められない。
①目標の姿を明確にイメージする
②判断基準を優先順位をつける
③優先順位が高い2つの判断基準を選ぶ
④決めた判断基準を横と縦に比べてみる
⑤視覚化する(下記の表式参照)
4.グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する。
自分の考えをまず言語化し、視覚化することにより、
自分の考えの甘かった部分が見つかり、思考をより深めることができます。
5.「なぜ?」「だからなんなの?」を問う。
6.知識と思考の最適な関係は、「知識を思考の棚に整理する」こと。
◆思考の棚の長所
①情報感度が高める。
⇒一定の思考の枠組みにそって、情報を集めようという準備ができます。
②情報の価値が判断できる。
⇒ もしある情報が手に入った時、分かることが面白くも珍しくもないことであるなら、そんな情報を追い求める必要はありません。
一方、もし非常に重要なことが分かるのであれば、大きなコストをかけてもその情報を集めに行くべきだと判断できます。
◆思考の棚に入れる際、事前に考えておくこと2つ
①「手に入る可能性のある情報」を考えておく。
②「その情報が手に入れば分かること/言えるようになること」を考えておく。
◆空いている思考の棚を常に意識する。
空いている思考の棚を常に意識することで、
まだ手に入っていない知識が見つかった場合、思考の棚から出して速やかな洞察ができます。
以上となります。