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【読書】ぼくはイエローでホワイトで・・・に喝入れられました。

やっと読めた、話題の本。
2日で一気に読んで、その勢いで続編もダウンロードしてこっちは1日で読んだ。ずっと気になっていた本だったが、なんとなく題名から、海外で暮らす「ハーフ」の子の葛藤を描いた本なのだろうな、と勝手に中身を想像してわかった気になっていた。

読んでみたら、そんなもんじゃない、イギリス「底辺社会」のハードっぷりと、ハードなスクールライフで聡明に成長していく息子さんの頼もしさが半端なくて、いままでの自分の人生や考えの浅さ・甘さを浮き彫りにされてしまった。
複雑化する階層社会、多様性、アイデンティティ、エンパシー、、、あらゆる事象や概念への考察が鋭すぎて、深すぎて。これは、ちょっとしたカルチャーショックとか海外生活の不便さにいちいち感傷ぶってる場合じゃないな。

著者のブレイディみかこさんは2005年からブログを開設していて、そちらも覗かせていただいた。2008年からは特に、本にも出てくる「底辺託児所」で働かれていたときの内容が多くて、本当に圧巻。


最近私のキンドルライブラリには、ハウツー本とか、ライフハック本が多く並んでいたが、この本を開いてみてよかった。喝、入りました。



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