人と会う時、相手のために頑張らない。
人と関わると苦しい思いをする。
そう思ってこの一年半ほど、家族と友人Bだけという、限られた人としか会ってこなかった。
でも2ヶ月ほど前から、
「生まれた時からいっつも同じ景色しか見てないなあ」
「私の世界、せっまいなあ」
と、変化が欲しくなり、世界を広げたい欲が込み上げてくるようになった。
それで、今まで好きだった人、今まで気になっていた人に会うことにした。
思い切ってメッセージを送った。
世界を広げよう、と決めた途端に何故かあちらから一年半ぶりに連絡をくれた人もいた。
そうしてここ2週間ほどで、3人と会って話をした。
高校からの友達でもあり、今は音楽家として活動している人。
地元で音楽活動していて、あまりちゃんとは話したことなかったけど、なんとなくその生き方に魅力を感じていた人。
あまりその人の中身を知らないのに、嫉妬したり怖がったりして、ずっと勝手に意識していて避けていた人。
今までは人と話す時、表向き明るかったり積極的に見えても、心の中では緊張していたことが多く、その場の空気感を良くしようとか、相手に退屈な顔させちゃいけないとか、自分以外のことばかりに気を使ってた。
でもこの2週間は、
できるだけ意識を自分の中に置いて、できるだけ正直に、自分の「世界を広げて、相手を知る」という目的のために人と会うようにした。
その場の空気や相手の気分を良くすることでなく、自分のために人と会った。
会う前は久々だし緊張もしたけど、この「自分のため」ということを思い出すと、地に足が着いてふわふわすることがなかった。
会っている時、ネガティブもポジティブも、そのまんまの自分を伝えるようにした。
そしたら、色んなことがわかった。
この人自分とは違う感覚を持っているな
今まで勝手に人間像を想像してたけど、こんな人だったんだ
通じるものが沢山あって楽しいな
案外正直に話しても大丈夫だな
相手と自分が違ってもいいんだな
今までは相手に気がいきすぎて、自分の感情感覚に鈍感になっていた。
でも、自分が自分の中にいる状態で会うと、冷静に自分の感情を感じることができた。
話せて、自分のことを知ってもらえたのも嬉しかったし、相手のことを知れたのも嬉しかった。
それに、加工なしで内面をさらけ出すことで、絶対的で強すぎで厄介だった自意識が、ファニーで可愛いいものに思えてきた。
自意識、私を守るために一生懸命なってくれていたんだなあと思う。
会った後もメッセージをくれたり、「楽しかった!また会おう!」と言ってもらえたり、嬉しかったなあ。
まだこれから会う約束をしている人もいる。
また見える世界が変わること、相手を知れることが楽しみ。