流されるまま、肩の力をぬいていく。
この「テーブルで向かい合う男女」の構図が気に入っていて、過去に何度か、同じような絵を描いてきた。でも毎回、使う画材が変わっていて、見比べるとおもしろい。
一番最初が去年の10月。これはIllustratorの鉛筆ツールで描いたもの。がたがたの線にはしているけれど、ベクターなのでちょっと固い感じもある。noteをはじめたころは、ずっとイラレを使って描いていた。
この頃は、思いついたものをどんどん絵にしていこうと、勢いで描いていた。
2番目は今年の2月。青いインクで描いたもの。この頃はインクにはまって、アナログに手を動かすのがしっくりきていた。線もまっすぐじゃなくて歪んでいる。
この頃は、何かメッセージ性のあるものが描きたくて、ちょっと格好つけた感じの絵になっている。
3番目は、さらに2ヶ月後の今年4月。ちょうどこの頃、iPadを買ったので、Procreateの使い方を覚えるためにいろいろと試しながら描いていた。インクだと1発勝負だけど、デジタルだと何度でもやり直せるからついついたくさん要素を盛り込んでしまう。
この頃は、「みんフォト」にたくさん絵を公開したいなと思って、毎日せっせと描いていた。
4番目が今週描いたこれ。最近は、マーカーと色鉛筆で描くのがたのしい。またアナログに手を動かすのがしっくりくる時期のようだ。線もなるべく真っすぐにならないようにしている。ぐにょぐにょさせると力が抜ける感じがしていい。
見比べていくと、上手くなるどころか、どんどん下手になっていっている。マーカーは線が太いから細かいディテールは描けないし、デジタルのように何度も描きなおせるわけでもない。大雑把で、出たとこ勝負。
以前は、テーマ性を持たせようとか、みんフォトにいっぱいアップしようとか、LINEスタンプを作ろうとか、なにかしら目的を持ってやっていたけど、ここのところはそういう意識も薄い。
でもそのぶん、肩の力も抜けていて、毎日リラックスして描けているような気がする。相変わらず、描くことは楽しいし、noteとみんフォトへの公開も続けられている。
「絵を描く」という行為は、一貫して継続できているわけだし、あとの細かい部分は気にせず流れにまかせて、自分が心地よいと思えるところに行ければいいのかな、と最近は思う。またそのうち、やりたいテーマがでてくるかもしれない。
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P.S.
mikoさん、先日はサポートありがとうございました。イラストも使ってくださって嬉しいです。いただいたサポートで次の画材を購入したいと思います。大事に使わせていただきます。感謝。
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