ゴリラからの警告
今回は、山極寿一の「ゴリラからの警告」を読んで
目から鱗の話しばかりで、一気に読んでしまった。
ゴリラの世界へ留学した人類学者のお話しです。
人間の進化の果てで、テクノロジーが発達して失っていったものを
ゴリラ目線での警告
その中でも、食事についてが面白かった
人間以外の動物にとって、「生きることは食べること」それを
いつ、どこで、誰と、どうやって食べるかの課題がある。
例えば、サルは強いものが食べ物独占し分け与えない
人間みたいに、仲良く食物を囲んで食事する光景は決して見ない
人間は、じっくり仲間と向かい合い信頼関係を築くため、仲良く食事する。
サルからすれば、異常な行動らしい
女子たちは、「ランチ行こ〜」とか、男性も「飯行こ〜」などコミニケーションをとる行動に食事が使われる。
その行動のルーツには、信頼、信用、安心、などが隠されていると思う
それが、近年は個々で食事をしたり、スマホを見ながら食事したりで
サル化している模様
それが、不安、孤独、寂しさが生まれるストレス社会に拍車をかけている気がする
この本にも、ミヒャエル・エンデ作の「モモ」時間どろぼうの話しが登場する。
主人公モモの特技は、相手に会って人の話しをじっと聞く
簡単そうで、なかなか出来ていない世の中
『仲間を見つめるゴリラ スマホを見つめる人間』
親子ですら、スマホを見つめる時代になってしまった近年
ゴリラや、モモからの警告をに耳を傾けようと思う
「誰かご飯行きましょう〜」
と思う、今日このごろ
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