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虚無のヴェール②
こんにちは、または、こんばんは。アユムです。
前回に引き続き、僕の奥深くにある〈虚無のヴェール〉について書いていこうと思います。
このnoteが、今も人知れず生きづらさを感じていて、消えたい、死んでしまいたい、変わりたい、そんなことを考えたり、思ったりしている方や、そんな事を思う自分を責めてしまう方の一助になれば幸いです。
虚無は何処からやってくるの??
さて、前回記事では前置きが長くなってしまいました。(というか、本題についてはほとんど触れてない(-.-;))
前回記事を要約すると、あるワークショップ(WS)でアユムというヤツの中から〈虚無〉〈空っぽ〉という言葉が浮き出てきて、それ以降、WSが進まなくなったよ。WSで解消して終わるはずのことが解消できなかったよ。というお話。
で、ついでに近況報告しとこう!と思いついたら、ま〜、蛇足が長い。そんな前回記事がコチラ↓↓
気が向いた方、お時間ある方は読んで貰えたら喜びます。
閑話休題。本題に戻しましょう。
自己分析では、〈虚無〉の出処は大きく二つ。
一つ目、現世の不条理や不合理といった現世(物質界)と霊界の違い(差)。
二つ目、生育環境と僕の性質。
一つずつみていきましょう。
1、現世(物質界)と霊界の違い(差)
現世と霊界の大きな違いは、
「様々な成長段階の魂が様々に関わり合うこと」
「肉体に宿り本能を得ることで、霊界での気付きを発揮しづらくなくなること」
大きくこの二つ。
今回は、「肉体に宿り本能を得ることで、霊界での気付きを発揮しづらくなること」について掘り下げてみようと思います。
僕たち人間は現世(物質界、この世)に生まれてくる時、〈忘却のヴェール〉とでも呼べるようなプロセス(過程)を辿ります。
〈忘却のヴェール〉を通ることにより、現世で誕生し、物心つく頃には、霊界での出来事や前世の記憶を(ほとんどの場合)綺麗さっぱり忘れられます。(稀に魂の記憶力が良く、大人になっても前世の記憶を持つ人もいます)
この仕組みは、霊界の深い配慮と智慧。優しさと厳しさの賜物です。
きっと、僕たちが何百年も前の異国の文化や風習、習慣、しきたり、言葉などを覚えていたら、とてもじゃないけれど新しく迎える今生の地で生活をしていくことなどとてもではないけれどできないように思います。これが優しさ。
一方で、霊界の仕組みや出来事を覚えていて、前世の記憶(経験)があれば、その経験を活かして今生は楽して大金持ち!或いは、世紀の大発見!そんな人生が送れるかもしれません。
けれど、思い出してみてください。此処は現世。〈ままならないこと〉を経験しに来たのです。それに大切なのは、転生してきたのは大金持ちになるためでも世紀の大発見をするためでも無いということ。〈霊の成長〉そのために何度も現世に生まれ経験し学びます。
〈ままならないこと〉を学ぶ場である、現世は、様々な成長段階の魂が様々に関わり合います。魂の成長段階に応じて自然と住み分けが成される霊界とは大きく異なるのです。
また、現世ならではの制約も受けます。それが肉体。肉体には、生物としての本能が宿ります。生物としての本能には、排泄、食事、性といった形で個の生存と種の存続のために必要なことがプログラミングされています。その本能を上手く昇華し活用できず、未熟な形で表されるとどんな事が起きるでしょうか?社会問題や犯罪行為、暴力、〈自分さえ良ければそれでいい〉という他者を顧みない行為などが現れます。
肉体に宿り、〈本能〉という現世ならではの基盤を持つからこそ、霊界で得た気付きを発揮しにくくなり、「厳しい状況でも体現(実践)できるだけ身に付いたか」を試されるのです。
僕たちは〈忘却のヴェール〉を経ることで、現世に生まれ肉体に宿ります。肉体に宿り、本能を得ることによって現世で生き、学びを深められます。
しかし、その本能によって、〈優しさ〉〈美しさ〉〈穏やかさ〉といった、霊界の智慧をいとも容易く忘れてしまい、自覚的/無自覚的に、また、意識的/無意識的に〈自分さえ良ければそれでいい〉とでも言わんばかりに、不条理なことや不合理なことをしてしまい、必要以上に傷つけ合い、霊性(神性、神我、仏性、霊格)を貶めるようなことが起きてしまっています。
昨今の霊性を貶めるような状況が、僕の中で横たわる〈虚無のヴェール〉の根っこの一つになっているのではないかと推察しています。
〈虚無〉〈虚しさ〉を覚える時(感じたとき)、魂の故郷である霊界と経験、学びの場である現世とのギャップ(違いや差)に疲れてしまっているのかもしれませんね。
思いの外長くなってしまったので、二つ目の〈虚無〉の出処「生育環境と僕の性質」については、次回持ち越しにします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😊