#13学校と学童保育の役割の違いについて(非認知能力の解説付)
#11の記事は
幼児期と学童期の発達段階の違いを
比較して書きました
今回は、学校と学童の役割の違いに
ついて解説しています
この記事を読んで、耳が痛い😣
という親の人もいるかもしれませんが
今日が1番若い日です!
楽しく学んで、今日から子育てを
一緒に楽しみましょう♪
Youtubeの方は
漫才形式の掛け合いで
ミッキーを相方に
楽しく学べるようになってます👇
音声配信が面倒なあなたにも
丁寧に解説しますね🤗
では、本編スタート!♪
・学童保育の役割について①
皆さんは
学童保育ってどんな所だと思いますか?
ミッキー🐹:仕事が終わるまで子どもを預かってくれる所でしょ?
それも、保護者の仕事を保障する
大事な役割の1つです
学童の役割は沢山ありますが
子どもの視点に立った時の
大きな役割を1つあげると
健全な人間になるために必要な場所
だということ
学童保育は
「放課後児童健全育成事業」と
国が明記していて、大袈裟に言うと
学童の制度がしっかりしていないと
国が傾くともいえます
🐹:えっ!?でも、学校がその役割を果たしているんじゃないの?
・放課後の重要性についてはこちらから👇
・学校の役割について
学校はあくまでも
「勉強や社会のルールを学ぶ場所」という
意味合いが強いです
サバイバル社会を生き抜く力を教える所ともいえます
だから、校則があったり
教員になるための研修では
授業力をつける内容がメインとなります
クラスが荒れる・不登校の子が
多発すると、授業計画に
支障が出るからフォローをするなど
【思いやり】や【人間力】を育むのは
オマケ程度なんです
※学校を責めているのではなく
先生の仕事量や制度的に
健全育成を目指すのは
難しいということです
🐹:思いやりのある
素晴らしい先生も沢山いるよね!
でも、コロナの影響で授業計画は
キツキツになるなど
先生の負担は増えているから
心の余裕はどんどん減ってきていると
考えられます💦
文科省が #教師のバトン という
ハッシュタグで教師の素晴らしさを
広めてもらいたいと思ったら
炎上してしまいましたよね😓
・そもそも、健全な人間って何?
人によって様々な定義は
あると思いますが
あえてあげるとしたら私は
①自分を大切にできる子
②思いやりのある子だと思います
少なくとも、この2つはいらない
という人は、いないですよね?
・学童の役割について②
学童は課業(放課後の本当の意味から参照)という縛りがないからこそ
自分でどうやって過ごすか?
自分のことを考える力となり
その経験が夢に向かっていけたり
異年齢のカオスな集団だからこそ
様々な価値観を知ることによって
思いやりを育みやすいという一面も
あります
・学校の先生と学童の支援員の違いについて
学童保育クラブは
授業のようなカリキュラムが少ないし
通信簿みたいに評価を出すわけでもない
だからこそ
子供も大人も評価的な目ではなく
気持ちに寄り添い
客観的・共感的な目で見やすい
という特徴があります
共感的な関わりをすることによって
学童はありのままの自分を表現できる場
ありのままの自分を表現できる
経験を積み重ねていくことによって
数字では表せない人間力(非認知能力)を
育むことができる
※非認知能力については
後半でくわしく解説します
つまり学童は
健全な人間を育む
「共存共栄社会」を教える所
といえます
・🐹:学校と学童どっちが大切?
どっちも大切!!
サバイバル社会を生き抜く術も
大事だし、人間力を育むのも大事!
ただ、1つ言えるのは
放課後を塾や習い事でまかなう場合・・・
学童での役割を家庭が代わりにやってね☆
という国のメッセージに気づいてね😎
【音声配信を聴いて下さった方はこちらから】
・非認知能力って何?
👆のサイトを参照に
解説したいと思います
非認知能力とは
認知能力の対極にある力です!!!
分からないですよね(笑)
ちゃんと解説します
認知能力とは
IQや学力テスト、偏差値など
目に見えやすい
明確に認知できる能力のことです
それに対し、非認知能力とは
一概に定義することが難しいですが
①やり抜く力 ②自己肯定感
③コミュニケーション能力 ④創造性etc...
目には見えにくいけど、人生を豊に生きるために必須な能力(EQ)のこと
一言でいうと
「人間力」・「生きる力」
この非認知能力は
世界でも話題になっていて
教育や保育に携わっている人は
1度位は聞いた事が
あるのではないでしょうか?
非認知能力で有名なのは
ペリー就学前教育プログラムです
このプログラムを受ける・受けないの
2グループを約40年にわたり
追跡調査をした結果
プログラムを受けたグループの方が
大人になってから月給や持家率に
有意な違いがあることが
分かったそうです
読者の皆さんの中に
こう思った人いませんか?
プログラムを受けた子の方が伸びるのは
当たり前やん!(森本サイダー風)
森本サイダー風が伝わるのかはさておき
一応説明しとくと
リュックでかいねん!の人です
・早期教育の効果は限定的!?
参考サイトにも書いてありますが
確かに早期教育をすると
IQは高くなりますが
約10歳位になると
早期教育をしたグループと
しなかったグループの
IQの差はほぼなくなります
この要因の1つとして考えられるのが
10歳頃になると勉強の思考法が
今までは目に見えるものが多く
暗記中心だったのが
抽象的で想像力(イメージする力)が
少しずつ求められてくるからだと
考えられます
これは個人的な見解ですが
小学校にあがって
いきなりつまずくと
勉強嫌いになってしまうので
小学生になる前に
自分の名前位はひらがなで
書けるようになっておけば良いかな?
と思う程度で
早期教育を熱心に取り組むより
想像力(創造力)が身に付く遊びの方に
力を入れた方が良いと思います
子ども本人がどうしても
勉強(習い事)したい
というのなら別ですが
本題に戻ります
・10歳までに役に立つ認知能力
・生涯役に立つ非認知能力
どちらを大切にしたいかは明白ですよね?
早期教育の世界に臨界期という
言葉あるように
非認知能力にも臨界期が存在します
(個人的には臨界期という言葉はあまり好きではありませんが)
臨界期とは・・・
人間の脳は、その能力を学習できる
適切な時期があり
それを逃すといくら努力しても
限界があるという考え方です
非認知能力の臨界期は10歳位までと
いわれています
(IQの差がなくなってくる時期と重なっているのが個人的に面白いなぁ😏と思います)
・日本の非認知能力教育は遅れている?
👆のサイトを参照に
解説したいと思います
実は日本の保育現場は
非認知能力教育における大国!?
という見出しがありました
私自身も元保育士として
とても興味深く、非認知能力を伸ばそう!
と意識していた訳ではありませんでしたが
保育で大切にしている事が
何個もありました
保育園で働いていた経験も踏まえて
【幼児教育の時期(保育園・幼稚園)は
非認知能力教育は遅れているのではなく
むしろ進んでいるといえます】
【 】の部分、また後で登場するので
覚えておいて下さい!
・非認知能力の伸ばし方
①非認知能力育成に欠かせない「安心感」
子どもがなんでも言える環境であり
子どもが「自分はここにいてもいいんだ」
と思える環境のこと
②「教える」のではなく「引き出す」
というスタンス
言葉で言うのは簡単ですが
実践するのは時間もかかるし
正直難しいです💦
👇うまくいった例
👆のツイートは
娘とのやりとりを
何気なく投稿したら、バズりました🤗
自慢したいのではなく
「嫌なことがあったら
ちゃんと言葉で言うんだよ!」と
教えるスタンスではなく
気持ちを引き出すスタンスで
いたからこその原因究明でした
仮に教えるスタンスで言葉を
鵜呑みにしていたら
「今日は嫌なことなかった!?」
「ちゃんと教えてよ!」とイライラし
今も保育園に送る毎朝不安に
なっていることでしょう💦
ママのことをフォローしておくと
本当の可能性もあるので教えることも大切
要はバランスの問題
簡単な実践法としては
子供の話を聞く―ただそれだけで十分です
「これをしなさい」と
押しつけるのではなく
「なにをしたい?」「どっちがいい?」と、
子供自身に選ばせてあげることも大切です
・「パッション」こそが、非認知能力を育む入り口!
アメリカの幼稚園ではクラスのルールさえ
子どもたちが決める所があります
先生が子どもたちに「今年の夢」を
聞きます
すると子ども達からは
「もっと本を読みたい」
「チェスをやってみたい」
といろいろな夢が出てきます。
じゃあ、その夢を叶えるためには
どんなクラスにするべき?」と聞くのです
子どもたちは子どもたちなりに考えて
「勉強のときは静かにする」
「お友だちの話をちゃんと聞く」
「お友だちに意地悪しない」といったふうに自分たちでルールを決めていきます。
当然、自分たちで考えて決めたルール
ですから子どもたちはちゃんと守ります
以前、「なによりもフィールドホッケーが
大好きだ」という子どもに会ったことがありました。
その子は、フィールドホッケーを
やる時間を目一杯つくりたいから
勉強はとにかく効率的に
やりたいというのです。
そこで、どう勉強すれば
効率的なのか自分で考えて
決めてやるようになった。
つまり
自らのパッションが向かう
フィールドホッケーをやりたいがために
勉強など他のことも
うまくできるようになったのです。
もちろん、「やる気」という重要な
非認知能力も大きく伸びたことでしょう。(非認知能力の伸ばし方(後編)より引用)
難しいと感じましたか?
思ったより小難しいことではないな🤔
と感じましたか?
いずれの伸ばし方も子どもを
中心に置いて考える事が大切で
保育用語では
子どもの最善の利益と言います
・学童の役割と非認知能力の関係性
お待たせしました!最終章になります!!
音声配信では学童の役割
音声補完計画では
非認知能力について長々と
解説してきました
なぜこれをセットにして
記事にしたかというと
「実は日本の保育現場は
非認知能力教育における大国!?」と
あったように
幼児期は非認知能力教育は
むしろ進んでいると書きましたが
学童期(小学校)はどうでしょうか?
一気に認知能力の方に、ほぼ全振りしている
のが現状だと思います。
確認のためにもう1度言いますが
学校が悪いのではありません
学校は認知能力教育の主担任ですが
非認知能力教育に関しては
副担任のような存在です
大雑把に言うと
学校は非認知能力教育の担当外です
⚠️非認知能力教育の責任者だと言われるのは可哀想という意味
となると
非認知能力教育の担当は
家庭または学童保育という事になります
「#2放課後の本当の意味」でも
解説しましたが
非認知能力を伸ばすことにおいても
放課後の過度な塾(習い事)は
子どもの健全育成からはズレている
ということが分かります
サムネイルが
「学童保育はただの遊び場?学校だけでは危険!?」
と若干あおり気味なタイトルですが
この記事を読んでもらった方は
その意図がわかってもらえたのかな?と
思います
これからも
学童期にとって大事なことや
学童クラブで大切にしている事について
発信していきたいと思うので
興味のある方は、スキ❤️&フォロー
よろしくお願いします!
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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