大きい動物ベスト3【動物いろいろランキング2】
生命が誕生した40億年前までたどれば小さな小さな微生物だったわたしたち。
今では、その小さな先祖から、甲羅を背負ったり、しま模様になったり、体中まばらに毛を生やしたり、種によってさまざまな特徴を持つようになってきました。
このような動物の特徴はおおざっぱに2つにわけられると思います。
・比較できない特徴(形、模様など)
・比較できる特徴(大きさ、寿命など)
今回は、比較できる特徴の中でも"大きさ"をランキングにして紹介します!
■3位
セミクジラ
平均体長15.5m
背中の曲線美や背中を出しながら泳ぐことから、背美鯨と表されます。セミクジラは、死ぬと厚い脂肪により、海面に浮き上がるため捕鯨の対象になりやすく乱獲されました。
肉だけでなく、脂肪やヒゲを目的に捕らえられ、楽器の弦やコルセット、ムチなど山田孝之のようにさまざまなものに姿を変えました。
18世紀ごろの過剰な捕鯨により、2万頭から100頭ほどまで減り、絶滅寸前となりました。めちゃくちゃ減りましたが、今では1000頭ほどに増えてきています。
■2位
ナガスクジラ
平均体長19m
漢字にすると長須鯨。クジラのお腹部分のシワがあるところを畝須といい、その部分が長いことから長須鯨と表されます。
スマートな体型と泳ぐ速さから、「海のグレイハウンド犬」とも呼ばれていますが、とてもわかりにくい、「海の新幹線」でいい!
大きい動物はのろまに見えますが、このクジラの最高速度は46㎞に達します。この速度は、エダツノレイヨウが走り続けられる速度と同じくらいです。
■1位
シロナガスクジラ
平均体長24m
地球上の動物の中で最も大きく、飛行機なみの大きさ。最大33mのシロナガスクジラも発見されています。
■4位以降
おおきい動物ランキングtop3はどうでしたか、クジラばっかり?ジンベエザメが入ってないと思いました?
僕も思いました
10位まで書いておくと
1位 シロナガスクジラ 24m
2位 ナガスクジラ 19m
3位 セミクジラ 15.5m
4位 ミナミセミクジラ 15.25m
5位 ホッキョククジラ 15m
6位 タイセイヨウセミクジラ 15m
7位 イワシクジラ 14.8m
8位 ザトウクジラ 13.5m
9位 コクジラ 13.5m
10位 マッコウクジラ 13.25m
本当にクジラばっかり、コクジラでさえ平均体長13.5mあります。平均12mあるジンベエザメもクジラの大きさには身は隠せても、驚きは
■なぜクジラが大きいか
10位までを独占するクジラですが、なぜここまで大きくなったのか。それには大きく2つの理由がありました。
●1つ目は、十分な体温を保つため
体が大きい哺乳類は、体積あたりの表面積が小さくなり、水によって失われる体温が少なくて済みます。
厚みのあるお肉の方が、すぐには凍らないように、体が大きいほど、長く熱を保てます。
◇動くために必要な体温
哺乳類はふつう、スポーツ選手のウォーミングアップのように体温を上げないと動けません。
そうなると、体温を上げるにはエネルギーがいりますが、体温を保っていればその分エネルギーの消費が少なくて済みます。人間が暑い時期に恋愛に没頭するのはありあまったエネルギーを消費するためです
うそですクジラはこのように大きな体でエネルギーの消費を抑えていますが、海に住む小さい動物は大変です。
たとえば、らっこは体温を保つ大量のエネルギーを作り出すため高カロリーな食べ物を食べています。
●2つ目は、効率的な食事法を編み出したから
体が大きいことはエネルギーの消費を抑えてくれます。
では、らっこのような小さな海洋哺乳類も体を大きくしたいのはやまやまだが、なぜ大きくなれないのでしょうか。
大きくなることへのパスポートはエサの食べ方の審査がありました。
クジラは息を吸うように口を開け、オキアミやプランクトンを食べます。ホンビノス貝をよく噛んで食べなくても、アジアコショウダイのおしりを追っかけなくても、あーんとしていれば、ごはんは入ってきます。
せっかく体温を維持してエネルギーを節約しても、下手に動いてしまえばエネルギーを消費します。
クジラはこの濾過摂食と呼ばれる食事法で、エネルギーを蓄え、大きな体で体温に使うエネルギーを節約して、より大きくなっていったんです。
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今回はクジラがおおきな理由になりましたが、動物が大きくなるためにしてきたことは、これ以外にもたくさんあります。
また機を持って、鳥類最大や爬虫類最大などのおおきな動物が大きくなるためにしてきたことを紹介しようと思います。
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