中国語に外来語が少ない理由はなんだろう?
中国語は外来語が極端に少ないよねって話です。(後半に考察あり)
日本語を含め、タイ語も、韓国語も、多くの外来語をそのままの発音で取り入れていますよね。
一方、中国語は一般単語では外来語をそのまま使うことはほとんどありません。(現代は変わったのかな?若者の間ではありそうだネ!)
ほとんどの外来語は、漢字スタイルに変換して活用しています。
たとえばよく知られているのが、パソコンは「電脳」と書いてdiannaoと発音します。ケータイは「手机」と書いて発音がshoujiiです。
↓↓他にもいっぱい↓↓
【漢字に変換しちゃうシリーズ】
ケーキ:蛋糕(dangao)蛋はたまご、糕は粉状のものから作った焼菓子の意味
アイスクリーム: 冰淇淋 ( Bīngqílín )冰は氷のこと、淇淋はなんだろね
メール:邮件(youjian)邮は郵便局の郵
ダウンロード:下载(xiazai)载は掲載の載
(インター)ネット:网(wang)網の意味
(芸能人の)スター:明星(mingxing)
ここまでくるともはやスゴイ…
逆に、外来語をそのまま使っている単語は…
パッと思い浮かぶもので…
【外来語そのままシリーズ】
チョコレート 巧克力(チァォクェリーみたいな発音)
コーラ 可乐(クェラーみたいな発音)
コーヒー 咖啡(カーフェイと発音)
ぐらい…
すっくな!
探せばもっとあるでしょうが、日常会話で使われるものといえばこれぐらいでしょう。
これは、なんでなんでしょうね?
中国の性格も多分に影響しているでしょうが、漢字の性質によるところが大きいんですかね。
日本語を含む大部分の言語は表音文字(発音を表す文字)だから、外来語をそのまま発音するのが自然な流れでしょう。
一方で、中国語は表意文字(意味を表す文字、世界的にマイノリティ)だから、外来語の意味を反映させる方が、きっと馴染みやすいのでしょうね。
中国語の外来語、知るたびに感心したり、クスッと笑えたりします。
中国語学習のあるあるですよね!