ちいさな世界
わたしのスマートフォン生活に欠かせないもの。
それは、クリップ型のマクロレンズ。
接写用のレンズである。
↑これは2代目。(ピントがまったくあってなかった)
つけないとこれが限界。
マクロレンズをつけると、ここまで寄れる。
ちなみに、このフィギュアはきのこ撮影のお供。
ヒグチユウコさんのツチグリ坊や。
こんなのも撮れちゃう。
雌蕊とか雄蕊とか綿毛とか雫とか。
マクロレンズを手に入れて、ちいさいもの好きに拍車がかかった。
ちいさな花の内側に広がる宇宙。
花びらや葉の繊細な美しさ。
雨粒と蜘蛛の巣が織りなすアート。
苔やきのこの造形美。
普段見過ごしている足元にたくさんの美しいものがあると知って、ものを観る視点も、目に映る世界もすっかり変わってしまった。
畦道や森の中なら、半径1キロにも満たない範囲で何時間も過ごせる。
気がつくと2~3時間経っていた、なんてざらだ。
散歩をしていても、足元ばかり見てちっとも前に進まない。
そして変形菌のおかげで、さらに「寄り」で見る世界にハマりそうな予感。
マクロ撮影専用のカメラがあればいいのに!なんて言っていたら、夫がこんなカメラを見つけてくれた。
顕微鏡モード!
変形菌撮影にうってつけではないか。
スマートフォンでは難しい極小サイズも、これなら綺麗に撮れるのでは。
と、興味津々。
ちいさくて美しいもの。
みんなが普段気づきもしないような、小さな世界。
たくさん見つけて、切り取りたい。
ちいさな世界の沼も、なかなかに、深い。
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