絶望感というヤツ
夜中に爆弾のように降り注いだ雨が嘘の様に太陽が雲から覗き、青空も見えている。
外の風は生温く、かと言って締切ると冷房の風は冷た過ぎる。
夏なのに長袖を1枚羽織って自分で調整しなければならないくらい微妙だ。
そう言えばスズメだろうか、窓の外を滑空していく、
私も鳥の様に空を自由に飛び回れたらと漠然と思った。
空高くそして遠くへ。
私の入院生活で恐らく最後の週末。
相変わらず、午前中は壊れた人形のようにベッドに沈み込んで何も手につかない。
休んでいるという表現はただしくない、ただそこに生物としてまだ存在している。
昼食時間前にやっと無理矢理に身体を起こす。
食欲は微塵もない、しかし食べなければならない。
味覚は以前から嘘の様にない。
淡々と出されたモノを口から胃へ流す作業。
そう言えば、今朝方に妻から来年の夏にしか会えないと思うと子どもがメッセージして来たことに。
何故か釈明のメッセージをして来た。
妻が言わせたんじゃないとか。
呆れてしまった、小学生の子どもを擁護するどころか勝手に子どもが思って言ったのだ私のせいじゃないと自分を擁護する。
私ならそう言う風に言わせてしまった自分の言動や態度が悪かった、子どもは悪くないから許してくれという。
親なのだ自分より先ず子どもを擁護してやらねばならない。
本当に自分の事だけだ。
これでも司法は母親という一点で親権を渡すのだからやはり捻じ曲がっているとしか思えない。
口先だけの釈明などもう飽きてしまった。
今後何かと理由をつけて、逢わないといってくると思っていた方が期待を抱いて反故され与えられるダメージより幾分かましなはず。
私はこんなにもズタズタにめちゃくちゃにされるような行いをして来た記憶は全くないのだし。
私に残されたものは片付けられていない自宅の住宅ローンと、車のローン、教育ローン、そして税金の納付書。
精神的な苦痛と身包みを剥がされ負債だけだ。
信じていた人に裏切られ、愛するものを奪われ。
『絶望』とは今の私の状態をいうのだろう。
がんばれとか這い上がれ、やり直せと周りからは言われる。
わかってはいるが今の私には空虚な言葉にしか残念ながら聞こえない。
それでは何も声をかけられないではないか?
と非難を浴びるだろうなぁと思う。
『絶望』とは恐らくそう言うものだと思う。
何もする気力が起きない…
希死念慮に取り憑かれて消えてしまいたい…
絶望感とはこれなのか?
さて、スキを250回もして頂きました。
このような精神的に暗い駄文にも関わらず、
本当にありがとうございます。
読んで頂いているだけでも感謝申し上げます。
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