【書評】超情報化社会におけるサバイバル術「いいひと」戦略【夏休みの課題図書】
こんにちは、渡部です。
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
今回のテーマ
久々に読書の話をしてみます。
今の勤務地になってから、夏休みの半分がリモートワークになりました。
おかげさまで、仕事前後の通勤時間がなくなり、読書に勤しむ時間ができています。
そんなリモートワーク中に読んだ本で、コレはイイと思った本を紹介します。
本日紹介する本はこちら↓
【超情報化社会におけるサバイバル術「いいひと」戦略】
岡田斗司夫さんが書かれたこの書籍。
個人的にこれからの社会を生きていく上で、人生のハウツー本になりうると感じている本です。
学校の先生はもちろん、児童生徒たちにも読むことを薦めたい書籍です。
今回はその本の内容で私がビビッときた部分を解説していきます。
この記事をきっかけに読んでいただければ嬉しいです。
Kindle Unlimited
今回紹介する本はKindleで読むことができます。
実は私、Kindle読書に最近ハマっていています。
余談ですが、KindleにはKindle Unlimitedというサービスがあります。
このサービスは月額980円でKindle Unlimitedで選ばれた作品が読み放題になります。
読み放題系は大した本がないイメージがあるかもしれませんが、さすが天下のAmazon。
読みたかった!と思う本がこれでもかというくらいに読み放題になっています。
例えば、こんな作品も読み放題になっています。
メモの魔力
イシューからはじめよ
夜は短し歩けよ乙女
薬屋のひとりごと
これらの本も読む放題で読めるのです。
普通に読みたいなって本もたくさんあります。
すごいですよね〜。
興味のある方はこちらからサブスクもいいかもです!
岡田斗司夫さんの凄さ
私はYouTubeを観ることが多いのですが、特に好きな動画投稿者の方がいます。
それは岡田斗司夫さんです。
岡田斗司夫さんは登録者数100万人超えの人気投稿者です。
ジブリの解説動画や映画の分析、文化評論などが有名でしょうか。
今回は触れませんが、これもめっちゃ面白いので見てほしいです!
そんな私の推しの岡田斗司夫さん。
私が好きなチャンネルの1つであるReHacQーリハックーにも最近出演してて俺得な動画で食い入るように見てしまいました。
上の動画でも語られていますが、岡田斗司夫さんの凄さは「未来予知」だと私は考えています。
今後来るであろう将来の社会の予想図を見事に当てることができているのが、岡田斗司夫さんです。
例えば、YouTubeチャンネルで最近増えたメンバーシップ。
少し前だとオンラインサロンが流行しました。
会員制サービスが増える未来を岡田斗司夫さんは予想していました。
未来予知ができる岡田斗司夫さん。
彼が書いた書籍を本日は紹介します!
紹介したい本はこちら↓
【超情報化社会におけるサバイバル術「いいひと」戦略】
自己啓発本って本のジャンルがあります。
このジャンルに入る書籍は、例えば「嫌われる勇気」なんかがあります。
本書もある意味、自己啓発本になりますかね。
私は自己啓発系の書籍も好きで読みますが、この本は自己啓発✖️未来予想図的な内容で読んでワクワクします。
まずは、本書のタイトルになっている「いいひと戦略」について話します。
いいひと戦略とは
下部に載せた動画内でも「いいひと」戦略について、『ホワイト社会』という言葉を用いて説明されています。
ホワイト社会はこれからの社会です。
「いいひとでいること」で、攻略できる社会です。
プログラミングや英語を重視する論評が多い中で、いいひとでいることが大切と語る岡田斗司夫さん。
その理由はなんでしょうか?
今回はその理由となる部分で、個人的に私が読んでいていてグッときた部分を紹介します。
グッときたポイント3選
ハイパー情報社会
岡田さんは現在の日本を、「ハイパー情報社会」と呼んでいます。
ハイパー情報社会は行為の良し悪し関係なく、あらゆる情報が短い時間に共有される社会と本書で述べられています。
SNSがその最たる例ではないでしょうか?
最近も、芸能人や政治家の失言や暴言がすぐにSNSで世界中に共有されていますよね。
ハイパー情報社会では、モノやサービスに対する「評価」も情報として沢山流通しています。
20万円払ってスマホを購入するというような「貨幣」と「商品」を交換し合う社会を貨幣経済社会と言います。
同様に食べログレビューとそのお店の評価を交換するように、他者からの「評価」と「影響」を交換し合う社会を「評価経済社会」と呼びます。
情報が瞬く間に伝わるハイパー情報社会は、別の見方をすると評価経済社会との親和性が高いと言えます。
この評価経済社会を生き抜くには、いいひとを演じることが重要なのかもしれません。
Good natured personであれ
本書では、Googleやfacebook役員へのインタビューが取り上げられています。
あなたたち(Googleやfacebook)の会社ではどういう人材を求めているのか
という問いに対する答えはこちらでした。
「good natured person(いいひと)」
GAFAと呼ばれる世界的超一流企業で求める人材が「いいひと」というのは驚きです。
本書では、その理由を以下のように述べています。
スキルがある人間は世界中にいて、その人材をいつでもどこでも活用できる時代だからこそ、身近な人にいい人を求めるのは合理的ですよね。
「ビジネス」から「いいひと」へ
お金を稼ぐことが重視された貨幣経済社会では、ビジネスセンスが重要でした。
営業スキルや経営スキルがある人間が重宝されてきました。
しかし、これからの社会は違ってくると岡田さんは語っています。
ここの部分、すごく納得いきます。
昨今の成功している芸能人や経営者の発言を聞くと、他者にポジティブな言葉をかける人が多くいることに気づきます。
そして、ネット上の誹謗中傷に対して、「そういうふうに考える人もいるんだなぁ」と軽く受け流す人も目立ちます。
評価経済が主流になった今、この社会をうまく乗りこなすにはいいひとのスキルを高めることが重要なのだろうと実感することがあるのではないでしょうか。
絶対に読んでほしい一冊
本書では、いいひと戦略の具体的な方法も挙げられています。
次回はいいひと戦略の実際の方法と学校でできるいいひと戦略を私なりにお話させていただきます。
また読んでいただければ幸いです!