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サービスとおもてなしについて考えよう

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12年間の接客経験からおもてなしについて綴ったマガジン。
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#創作大賞2024

おもてなしの醍醐味はお客様の期待に添えないときに生まれる

こんにちは、あんでぃです。 接客業において、お客様の期待に添えずに、どうしても無理をお願いしなければいけない場合がありますよね。 我々旅館業のケースでは、例えばお食事時間の提案。 界の夕食では基本的に二部制(17:30と19:30のスタート)をとっています。 お食事会場の席数だったり、出勤スタッフの都合で、どちらかの時間帯の席が先に埋まってしまうことがあります。 例えば、こんなケース。 そんなときに、どのようにお客様と接したらいいのでしょうか? 正面突破の猪突猛進A

ジブリの世界観のシーフードレストラン。心を揺さぶられた店員さんのお声がけ。

前回は日本のサービス業のレベルが高いよね〜 ってお話を紹介しました。 つい先日、同じように気持ちいいサービスを受けることができました。 この『気持ちいい!』と感じるに至った体験を振り返り、おもてなしについて考えてみます。 まさにジブリの世界じゃん! 先日、私の誕生日を迎えた日のこと。 ディナーに行こう!と妻が誘ってくれました。 以前から気になっていたという、松江市の街中にあるシーフードバー「4guts(クワトロガッツ)」へ。 街を歩いていて、突如あらわれる異様な世界観

過剰に反応しない!接客業に最強におすすめしたい習慣をタイで叫ぶ。

こんにちは、あんでぃです。 本日はタイへの一人旅6日目です。 外は雨。 傘もないので、今日は1日宿のカフェでnote書いたり、本を読んだり、のんびり過ごそうかな、なんて考えています。 どんな1日にデザインするか? そんなことを自由に、主体的に決められるのが旅の醍醐味ですね。 さて、今日は接客業をする方におすすめの習慣についてお伝えしていきます。 その習慣とはズバリ、、、 瞑想です!!! 実は、今回タイに来ることになったのも、この瞑想がきっかけだったんです。 瞑想したこと

満足度の高い接客をするにはこの三点だよ!と私は新入社員に伝えた。

最近、新入社員からこんなことを聞かれました。 「以前あんでぃさん宛てにこんな感じのお客様の声があったと聞きました。 あんでぃさんみたいにお客様に満足いただくにはどうしたらいいですか?」 なるほど。 お客様に満足していただきたいというピュアな思い。 向上心があって、素敵すぎる。 これはなんとしても答えてあげたい。 自分で言うのもなんですが、結構同じようなお褒めの言葉をいただくことが多いです。 どうしてでしょうか? 一言で言えば、「歴史が好きだから」に尽きます。 ただ、

10年間の旅館経験で役に立ったクッション言葉

おそらく数百年前の温泉旅館のお客様は、そのほとんどが湯治(温泉にはいって療養すること)を目当てにしていたことでしょう。 いまや、温泉旅館に宿泊するお客様の目的は様々。 多様な目的を持ったお客様へ、 こうだったらいいなを察知する。 こうだったらを叶える。 それだけでなく、 こうだったらを超えた滞在の演出をする。 予想外の感動が生まれる… そんな場面を演出することができるのが、旅館業の難しさでもあり、醍醐味でもあると日々実感しています。 本日は、滞在の演出をするための接客用語

新入社員の悩み「知識がありません」の解決方法

今年は早くもゴールデンウィークが終わり、界 玉造にやってきた新入社員も接客業務に携わるようになってきました。 学生から社会人になり、生活環境も大きく変わり、心身ともに負荷がかかっているだろう若者たち。 前向きに、新しい業務を覚える姿がとっても眩しく感じています。 さて、そんな新入社員のみなさん。 接客をしだす頃によく聞くお悩みが、 「先輩のように観光知識がないので、どう対応したらいいかわかりません」 といった内容。 本日は、このお悩み相談にお答えしたいと思います。 滞在演