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人事部による2020年のの振り返り!オンラインでやったこと、ミーティング、セミナー、新卒、中途、社内SNS…etc

未曾有の新型コロナウイルス禍により企業人事業務が一気にオンライン化し、組織やコミュニケーションの形が変わった会社も多いはずです。何をオンライン化したのか、オンライン化によって生まれた良い影響など、and TRUNKの清水部長にお話を伺いました。

オンラインのミーティングと社内セミナーに挑戦

-今年一年を振り返って一言お願いします

今年は新型コロナウイルスの影響で、オンラインで何を行えるかを試行錯誤した一年でした。

例えば、理念共有に関してはこれまでは毎月木原社長が店舗を回って話をしていましたが、今年はそれができないということになった。そこでオンラインで講話を配信するやり方に変えたことで、全社員がリアルタイムで参加できるようになりました。

また、スタッフの理念スピーチもこれまで各店舗で録画したものを後日みんなに見てもらう形式でしたが、今年はリアルタイムで配信する形式になりました。

-オンラインに切り替えて良い影響はありますか

リアルタイムで反応が出るようになったのが一番大きいですね。木原社長が話したことへのフィードバックやスタッフの理念スピーチに対して、参加者の反応が見えるようになった。理念スピーチに対しては聞いたその場で投票してもらってその月のグランプリが決まるようになり、毎月のオンラインミーティング自体の盛り上がりが増しました。

-今年からは社員が企画したオンラインセミナーも始まりました

新型コロナウイルスの影響で事業拡大や店舗開発の見直しをせざるを得なくなり、その代わり今は社員のレベルアップに注力しようということで始まった取り組みでした。オンラインセミナーは製品知識や買取業務をより深めるために、社員が企画した講座をオンラインで配信しています。

挙手制と指名制で運営してまして、スタッフが自分からこのテーマでやりたいということもあれば、こちらからこのテーマでやってとお願いすることもあります。手をあげてくれるスタッフが多くて、モチベーション高く開催できています。

やはり楽器やカメラが好きで入社した人が多いので、製品知識を深める系のセミナーだとみんな熱が入りますね。時間制限をしないと永遠にセミナーが終わらない(笑)。セミナーがきっかけでカメラに興味を持ち、自分で購入して撮影を始める人も出てきています。そのうち撮影会やフォトコンテストを社内でやるのも面白そうです。

採用の方向性が明確になった


-人事部としては新卒採用も本格的に開始しました。新卒に対してはどのようなメッセージを伝えたいですか?

and TRUNKで買取査定士が行うのは、楽器やカメラという趣味の品物を質の高い接客で買い取らせていただくという業務です。だから、楽器やカメラが好きだったり、接客や人とコミュニケーションが好きという気持ちは大切にして欲しいと思います。

ただ、そこに一つ当社として欲しい要素を加えるとすれば、自分が今後の人生をどうしたいか、何を目標にしているかという明確なビジョンがあるかということ。「好き」の先に明確なビジョンがある人が、and TRUNKが求める人材です。そういった人材がand TRUNKの事業や思いに共感してくれれば、是非一緒に働きたいと思います。

-中途採用の状況も教えてください

おかげさまで応募や問い合わせは非常に増えておりまして、今年も各店舗で採用に至っております。ここ2年ほどで応募される業種の幅も広がりました。前はあまり応募がなかった営業職出身の中途採用者が増えています。

中途採用の皆さんに期待するのは、今後新規出店するにあたっての店舗運営能力や、新規事業に参画できるような意欲や能力です。チャンスは非常に多い職場だと思います。

-採用時点で気をつけていることはありますか

社風や人物像のミスマッチがないように気をつけています。会社及び採用におけるブランディングがここ2年ほどで確立できたことで、採用場面での精度は上がりました。当社のビジョンをしっかり伝え、共感してもらえる人かどうかを判断するようにしています。

ただ楽器やカメラが好きなだけの人だと意外に長く続かなかったりしますし、全くカメラや楽器に馴染みがなかった人が入社後に成長するケースも多いです。大切なのはやはりand TRUNKに共感してもらえるかどうかですね。

社内SNSがフラットなコミュニケーションを醸成する


-新卒や中途など多様な新入社員が入社するようになり、社内のコミュニケーションはどんな状況ですか

既存社員と新入社員の交流が非常に活発でお互いに刺激を受けているようです。うちの既存の社員に共通する長所が、誰の話もフラットに聞くということ。新入社員からの相談や質問などに対しては、積極的に対応しています。オンラインでのZOOM飲みでの交流も盛んみたいです。会社としては特別強化していないのですが、自主的にそういう空気があるので素晴らしいなと感じています。

あと面白いのが、私あてに新入社員から直電が来るんですよ。

-清水さん部長ですよね。一般の社員が直電するってなかなか勇気がいると思うんですが

私も最初はドキドキしましたね。「えっ、退職の相談?」かと(笑)

内容としては今度こんなセミナーをやりたい、このテーマでやってほしいというようなポジティブな提案、相談が多いです。いろいろな取り組みに関して感想をフィードバックしてくれたりとか。

and TRUNKは社内SNSとしてSlackを使っているんですが、普段から交流が盛んなので電話をするのもハードルが低いんだと思います。業務的な内容以外にも例えばジミヘンの命日に彼のロック史における功績について長い投稿をする若手がいたりとか。そういう内容にも木原社長は絶対反応しますし、ポジション関係なくSlackで常にやりとりが行われている。それがフラットなコミュニケーションに良い影響を与えていると思います。

-Slackはかなり自由な使い方をしているんですね

そうですね。雑談や時事ネタみたいな内容はもちろん、業務的な報告ツールとしても活用しています。こういう点を改善したい、こういう問題が生じているといいうような相談・報告が投稿された際には、木原社長がSlack上で担当者に指示を出したりとか。その辺りの指示系統とか動きが見える化されているのも、みんなにとっては働きやすい環境なのかなと思います。

来期もみんなが成長する強い組織作りを


-最後に来年の人事部としての目標をお願いします。

今年は新型コロナウイルスという国難レベルの災害があって、and TRUNKの事業も見直しの連続でした。新規出店も予定通りに進みませんでしたし、来年も我慢が続くと思います。ただ、そんな中でもオンラインで始まった新しい取り組みがうまくいっているのはいい材料です。来年も社員の成長を促進して組織体制を強化する年になるのかなと考えています。幸いリユース業種は不況には強いので、今できることを見極めながら着実に一歩一歩進んでいきたいですね。

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