スウィング・バイ
昨日の夜に考えていたこと。朝には一旦忘れて、新しい空気を取り込む。時間をかけて思い出して、頭の中で再構成できた頃には昼が近づいている。
難しい問答よりもまずはご飯だ。住む場所を確保して、食べていけるようになって次の話が始まる。
あなたについてはこれから知るかもしれないし、知らないままかもしれない。
とりあえず乾杯。写真遊びは楽しんだ後で。面白い話を持ち合わせていないなら未来の話をしよう。日常の迷路をくぐり抜けて、霧に覆われた街へ。
友達も知り合いも一人もいない世界で、誰に向けて花を差すのか。時間を埋めるように生きているブロック崩し。何度も壊したくなるのにまた積み上げる。
何度も終わった世界に、何度目かの始まりの宴。
星の成り立ちについて考えるのは途方もなくて。人の歴史について知るのは心が持たなくて。今日も好きなお肉とお酒を目の前にする。
夜も遅いからここでさよなら。また新しい明日。