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私が47歳になったら

起業家という道を経て、今は二作目の出版を目指している橋本なずなです。

2025年1月23日

母の一回忌を迎えた。

母のお墓参りをして、母が好きだった “シュガーバターの木” と期間限定モノの紅茶をお供えして、常世と現世をつなぐお茶会を開いた。
その後、母がまだ生きていて、くも膜下出血の手術を受けている間に食べた味噌ラーメン専門店で昼食を取った。

北海道味噌を使った、炙りチャーシューラーメン。
あの日、そのラーメンの美味しさに、少しばかり心が救われたことを覚えている。


これまでは “一年前” を振り返れば、いつだって、どこにだって母がいた。

気になる人とのデートに胸を躍らせる前日も、二日酔いで気分最悪な朝も、母と、母のパートナーの三人で過ごす週末も ——— 私が死にたい気持ちに駆られた夜も。

過去を辿れば、まだ母に会えた。

でも今日から、一回忌を迎えたこの日から、一年前にも母はいない。

一年、二年、五年、十年と時が過ぎて、母がいない時間は増えていく。

そうして二十三年後 ——— 私が47歳になったら、母がいた時間より、母がいない時間のほうが長くなる。

母がいないことが、普通になる時がきっと来る。


それに罪悪感を感じてしまう私を、人は “共依存” と呼ぶ。至って簡単に。

この一年、美味しいものを食べた時や綺麗な景色を見た時に、“母と一緒じゃないこと” に申し訳なさを感じていた。
母に食べさせてあげられないこと、母に見せてあげられないこと、それが不甲斐なくて仕方がなかった。

母が亡くなって、私も後を追おうと思ったことは何度もあった。

今は、生きようと思っている。

それでも時折、母の後を追うことが正解のように感じられるのは、

私の心臓の半分である母が亡くなったというのに、普通なフリをして生きている自分が、とても冷たい人のように感じるから。

もっと悲しみに打ちひしがれて、立ち直れなくなって、「 母がいない世界に生きている必要なんてない 」って命を断つことが筋のように感じる。

これは、きっと間違った愛情だ。


生きている。

母の生前と変わらず、恋は楽しいし、お酒の飲みすぎは厳禁。
母のパートナーとも月に一度程度は顔を合わせて、取り留めのない会話を交える。

生きている、生きれている。

間違いなく、2024年は私の人生で最も苦しい一年だったけれど。

そんな一年でも踏ん張れたのは、母のおかげだ。

この世に生を享けてから23年間、私は母の「 どんな状況の中でも “喜び” を見つけられる背中 」を見続けて来た。
どんなに真っ暗闇の中でだって、光を見つけることができるのが母だった。

私は母のそういう性格が大好きで、誇りで、憧れだった。

母は若い時、心理カウンセラーになること、出版することに夢見ていたそうだ。
図らずも、私は心理カウンセラーで、出版もしている。

どんなに真っ暗闇の中でも光を見つけられる母、

その娘の私ならば、真っ暗闇の中で見つけた光から爆発を起こして、暗闇を晴らすことくらいできるだろう。

なんてったって私はあなたの娘で、あなたを更に強くした “弐号機” 、“バージョンツー” だから。


手向けた花束。主役顔のピンク色のガーベラやシャクヤクの脇で咲く、一凛の青いルリトウワタが綺麗だった。

次は、青い花束を買って来よう。

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