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自分にとっての「心地よい」とは?

年始に日本を飛び立ってから早1ヶ月経とうとしている。予定している3ヶ月の1/3が過ぎてしまっただなんて、到底信じられない。

今滞在しているクイーンズタウンは、私にとって今まで行った海外の中で一番肌馴染みが良くて、どんな日でも変わらず自然は雄大で、触れる風は心地よく、空港に降り立った初日に「ここの景色を見るために生きててよかった」と思ったほど。

Frankton, Queenstown

基本的に犬は放し飼いで、明らかにどの犬も顔が笑っているように見える。思わずこちらも笑ってしまうほどに。
ふと日本で小さな犬小屋にうずくまっている犬を思うと、もし今後犬に生まれ変わってくるときがあれば、絶対にクイーンズタウンに生まれてきたい。

道ゆく人も関わる人もみんな優しくて、安全で警戒する必要がなくて、それだけストレスフリーな環境なのだと思う。

湖に浮かぶ鴨でさえ、うたた寝をしながら波に流されているくらい平和だ。

Saint Omer Park, Queenstown

住む上での難点は、いずれもNZに限ったことではないけれど、やはり日本に比べて何を買うにも食べるにも物価が高いこと。外貨を稼がねばと思い知らされる。
そして私の予算内で泊まる滞在先は大抵バスタブが無い(若しくはあってもお湯を張るための栓がない)こと。毎日湯船に浸かりたい民にとってはなかなか厳しい問題だ。

また、日中は15〜23℃くらいの夏の今でも日によっては朝方は4〜6℃くらいまで冷え込むこともあり、冬の時期に暮らすのは少々堪えるかもしれない。

離れてみると、やはり日本は安くて美味しくて質の良い食べ物が食べられる点はピカイチだ。
一方で、東京は私にとっては少々うるさすぎるので、戻ってからの暮らし方にも、そろそろきちんと向き合おうと思う。

自然が豊かで、
心許せる友だちがいて、
心身ともに健やかな暮らしができる場所

今時点でいうと、長野あたりをベース拠点に、ひと月〜隔月に1回頻度で東京に来て、寒くなる時期は2〜3ヶ月クイーンズタウンに渡り鳥しにくる、なんてのが理想なのかもしれない。人も場所も同じで、良いところもあれば今一つなところもあり、一箇所で全てを満たす必要もないと思っている。

ただ、旅行で訪れたことはあってもまだ住んだことのない土地は国内外に山ほどあるので、来年の今頃にはまた全く違うことを思っている可能性もある。その答え合わせもまた楽しみだ。

流れゆくままに、いつでも自分にとって心地よい選択をしていきたい。
そしてそのためにも、感性を一層研ぎ澄ませて、自分にとっての「心地よい」の解像度を上げていきたい。
今はそのための期間にどっぷり浸ることにする。



あなたは、どこにでも住めるとしたら、どこに住みたいですか?


「どこにでも住めるとしたら、どこに住みたいですか?」(5/52)

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時田 真奈|パーソナルコーチ
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