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【短歌】氷の吐息

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私を蝕む病を詠う
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2018年6月の記事一覧

パズル

パズル

空っぽの頭と指で揃えてくパズルは今日も解けないままだ
解けないと落ち着くのですまだ明日が残されているような気がして
考えて解いたらひどく疲れるし当てずっぽうの右の中指
考えてしまうどうにもならぬこと忘れるために色を揃える
乱れてる自律神経整える為に嵌め込むピースがないよ

丑三つ時の頭痛

丑三つ時の頭痛

頭痛コメカミとクビを冷やして祈ってる痛みよ遠くアイツに届け
「何かいる? 買ってこようか? アイスとか」うるさい黙れ静寂をくれ
砂糖漬けイブプロフェンが体内のどこかで溶けた。だから平気だ。

丑三つ時