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オーロラの輝いた夜と秋の深い枯れ葉の嵐はダーラナ地方を色付けて スウェーデン個展の旅 5

こちらに来て、
もう二週間ほどが経ちました。



気温は霜の降りた日は0℃近く、
透き通る国旗の色と同じ

青い空を持つ日中は
10数度にしか上がりません。



色付いた枯れ葉は
その中を舞い落ちて来ます。

その音が聴こえる静寂さです。


個展は多くの方々に観て頂き、
魚群の下に設けたベンチは、


老人も子供たちも、
同じ笑顔が見えてうれしくなります。

魚が泳ぐ姿を、
海底から見て想像できるからです。


風のなかで揺れる
シルクオーガンジーの刺繍は、


厚手の布しか使わない
刺繍作家たちを驚かせています。



アートを、
大切に扱うスウェーデンの人々は、

幼い頃から、
美術を見学する時のルールを
教育されています。

決して
アート作品に触らないということを。


会場にいると
みんな覗き込んでいるだけなので、

触れていいですよ!と言うと
殆どの人々は笑顔になって

いいですか?!と触ります。


私はそれが楽しくて、
石の作品の中に、
数個の本物の石を混ぜて置きます。



それにぶち当たると、
もっと笑顔が溢れます。

そんな瞬間は、
国を越えた人と人の繋がりを
うれしく思います。



コロナと戦争の中で、
一日も早く穏やかに、


ここにもそして日本にも
一人ひとりがしあわせな笑顔であって欲しい。


急に来週、
工芸学校でデザインを教えます。


寮生活をする学生さんは、
世界中からの留学生も含まれています。

ひたすらアート三昧の授業、別世界です。


SEASNS 個展会場。

ダーラナ地方・LEKSAND市の Leksand Hemslöjd


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