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ysh
2017年12月14日 22:55
唐突に、誰かの夜が欲しくなって、私は本を手に取るのだった。ここではない、どこかへの、静かでささやかな旅。隣では、夢と現の狭間を彷徨う息子が、何やら不思議な舞いを舞っている。まだちいさな彼は、自分の両手が布団につくその衝撃に驚いてしまうのだ。両手が布団につくたびに、ビクッとし、また両手を上げる。薄く目を開いて、時々にやりと笑ったりするもんだから、もうこれは起きているのではないかとひや
2017年7月12日 13:34
ゆめを見て、真夜中に目が覚めた。 あふれ出したダムだか川だかに放り出されてゆらゆらただよっていたら前方にそれはそれは大きなワニが、いて ワニの目は水晶球みたいに大きくてどこを見ているかわからないけれど確実に私がいることを捉えていて怖くて怖くて流れに逆らって必死に泳いだ しばらく泳いだら海に出て、瞬間、力が抜けて、沈んでいったああもうだめだ、死ぬんだな、海はきれ