さよなら三箱またきて書籍
ものごとにはじまりと終わりがあるのなら、
始めるよりもやめるほうが
出会うよりも別れのほうが
doよりもdon'tのほうが難しいと、わたしは思っている。
でもわたしたちは毎日毎秒、なにかしらの選択をしなければいけない。
今このnoteを書いている瞬間も、語尾を「だ」にしようか「である」にしようか、「容易」と書こうか「やさしい」と書こうか、選択と判断の連続である。
先日、ウィルパワーという言葉を知った。
ウィルパワー=意思の力。
ひらたくいえば、判断のキャパ、判断のHPのようなものだ。
1日でいえば、起きてから徐々にウィルパワーは消費されていく。
つまり午後よりも午前のほうがウィルパワーは高いし、寝る前はウィルパワーがいちばん低いということになる。
そうか。だからお風呂に入る判断がなかなかできないのか。
ウィルパワーをできるだけ消費しないためには、判断にHPを使わないことである。
米国テック系企業のCEOは毎日同じ服を着ることで、洋服を選びによって消費されるウィルパワーを抑えている。
∽∽∽
わたしは思う。
判断力、ウィルパワーを養うには、判断を重ねることだ。
日々、意識して判断できることはなにか。
ものを捨てることである。
机の上でまるまったティッシュを捨てるのに、迷うことはないだろう。
でもクローゼットのなかで何年も着られることなく眠る洋服はどうだろう。
ヨレヨレになったけれどまだ着用できるパンツは?
だから最近のわたしは1日3つ捨てようと意識している。
部屋も片づくし、一石二鳥だ。
今日は本を買い取りに出した。
Amazonの小さな段ボール3箱分。
本を手放すというのは、わたしにとってなかなかハードな選択である。
「いやーこの本また読みなおすかもしれないし」
「これ、ベストセラー本だしなあ…」
迷ったら、手放す。
読みたくなったらまた買えばいいんだから。
と、いいながら、実は後々必要になることって、ほとんどないんだよね。
部屋も本棚もスッキリして、とても清々しい。
掃除機をかけるのも楽になった。
さよなら3箱、またきて書籍。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが最近手放したものは、なんですか?
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