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道化のうた|詩


「道化のうた」

西から昇る月の其れ気まぐれに
道化た唄をうたい続ける

繰りは返したであろう
幾重にもなる影どこまでも深く
伸ばそうにも掠める指の先が
置いてきぼり見つけて立ち止まる

君を奏でる確かなるもの
それは誰にも邪魔はさせない
君を独りにはしないから

だから、今夜は
西から昇る月の此れ気まぐれな
道化た唄を聴きながら眠れ

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