呼吸法について
ヨガにはなぜあんなに多くの呼吸法があるんでしょう。
片鼻での呼吸や火の呼吸のように
普通の人から見れば変わったことやってるなと思われるでしょう。
こういった外呼吸の側面が強調されることが多く
ヨガ本来の内呼吸の方はあまり意識されることは少ないです。
呼吸法の価値は実はこの内呼吸(内呼吸の制御)にあります。
ヨガは目的別に呼吸による様々な振動を用いますが
呼吸の流れ、肺の動き、肺胞一つ一つの拡大と収縮、横隔膜や呼吸筋を
内観し内呼吸を促進することで
呼吸によって生じる振動を制御することが容易にできるようになります。
呼吸筋によって生じる振動の起点、波及方向、リズム、強度等を
体内操作や内観と組み合わせてより複雑で多岐にわたる制御が可能になります。
この振動の種類の数だけ呼吸法が考案されたと考えられます。