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今日衝撃を受けた映画75ー“True North(トゥルーノース)”(アニメで描いた北朝鮮強制収容所の実態)
「TRUE NORTH(トゥルーノース)」とは、「真に重要な目標」を指す英語の慣用句。自分がどの位置にいようともコンパスの針は常に北を指すことから「決して変わらない目指す方向、正しい方向」「生きる意味」という意味で使われるようになった」(Wikipedia から引用)
北朝鮮の強制収容所の実態を清水ハン栄治監督が10年かけて調べ、その実話をもとに制作した3Dアニメ作品だ。過酷で残酷で目を背けたくなるシーンが延々と描き出される。まさに「現代のアウシュビッツ」と言っていい世界だ。今だにこんな強制収容所に閉じ込められ、飢えと強制労働と拷問と死の恐怖にさらされている人が存在している。「俺たちは何のために生まれてきたんだ」と語る若者の絶望感が胸を痛くする。
この収容所に送られる主人公の家族は、帰還事業で日本から北朝鮮に渡った人たちである。
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と喧伝され、在日コリアンだけでなく、多くの日本人配偶者も同行した(Friday.kodansha.co.jpから転載)
ピョンヤンで暮らしていたが、ある日父親が政治犯として逮捕され、その後残された家族が強制収容所に送られる。
以降、飢えと過酷な労働の日々が続く。
(以下の写真はYouTube から転載)
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そしてついに逃亡を決意する。自分の妹と彼女に好意を持つ友人と3人で。
彼らはカナダに亡命していた。そこで明かされる真実ー後から来るはずだった兄のヨハンはこなかった。彼は2人を逃すために残ったのだ。そして救われた彼の友と妹は、この実態を世界に知らせるためにステージにあがったのだ。
救いようのない収容所の過酷な日々。そんな日常の中でも仲間をいたわったり、手を差し伸べたり、励ますシーンがある。いっときでも救われた気持ちになる。そして「かならず希望はある」と言う言葉にも。