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仕事柄気付かずやっちゃってることがあります。
生活の中で「座る」という動作をする場所ってたくさんありますよね。
朝リビングでご飯を食べる時。
通勤で乗る電車やバス。
デスクワークや作業中。
お店で食事をする時。
映画館で映画を観る時。
いくらでもシチュエーションは出てきます。
では椅子張りを仕事としている人たちはこんなシチュエーションで何を考え何をしていると思いますか?
そう、その通り!「座っているところの裏を確認しがち」ですよね。
はい!その答えも正解です!「勝手に張り替えをしたらこうするなとイメトレしがちもあるあるですよね。
みなさんさすがです。
この答えが出てきたら立派な張り替え脳の持ち主です。
座っているところの裏を確認しがち
どういうことかといいますと、例えばダイニングチェアの椅子に座っているとします。
座った瞬間に座面の裏を触って、ちゃんと針が留まっているかとか裏張りが劣化してないかとかどうやって仕上げられてるかを確認してしまうんです。
また同時に座り心地を確認して、クッションがだいぶヘタってきてるなとか柔らかすぎて座りにくいなとか生地も劣化始まってるなとか勝手に診断が始まります。
これを外に出ても同じことをやってしまうんです。
外食でベンチタイプの客席に座った時も座り心地や生地の破れが気になります。
病院の待合に座っているときも合皮が縫い目で裂けてガムテープで応急処置してあるものがどうしようもなく気になったり。
勝手に張り替えのイメトレしがち
そんな気になるものを見つけると始まるのが、脳内張り替えです。
頭の中で状態をイメージして、張り替え作業が始まります。
この作りだったらここでバラして、クッションも傷んでるから交換したらここも手を加えなきゃだし、そしたら全部いじった方がいいよな・・・。
クッションはこの構成で作って、この生地でやったら雰囲気変わって可愛くなりそうだしフレームとの相性も良さそう・・・。
もう頭の中では張り替えは完了しています。
これらはもう職業病の一つだと思いますが、ある意味トレーニングにもなっているのではとも思います。
日々いろんな椅子の張り替えをするので、どうやったら張り替えできるかをイメージすることが必要不可欠です。
それを日常でもなんとなくやっているのは自主トレみたいなものですよね。
そういうことにしておきましょう!
家族には、「またやってる」みたいな目で見られていますが、暖かく見守ってくれています。
おまけ
先日娘と病院の待合で座っていた時のこと。
僕がそんな顔をしていたのでしょう。
「パパ、その椅子破れてるもんね。直したいって思っとるでしょ。」
よく見てるし見られてるな〜と恥ずかしくなったのと同時に、この感覚受け継がれてるのかもと少し嬉しく思った出来事でした。