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『涙の意味を自覚する』は、自分を大切にした証

『あなたに話を聴いてもらうのは、やっぱりパワフル。
 そして、本当に癒しだった。』

今まで仕事を一緒に過ごしきた彼女が
私と話しながら何度も涙した帰り道、そう伝えてくれました。


◆その人の暗い部分に、真理がある


これは、古い友人の一言。その意味が、コーチングをしながらよく理解するし、冒頭に書いた彼女からも同じことを感じました。 誰しも抱いているであろう、表立って言いたくないこと、言葉にしたくないこと、過去あった苦悩や葛藤。改めて聴かれることがなければ、そのまま封じておいてもなんの問題もないそこに、その人の生きざまが垣間見えて、私は愛しさが溢れたりする。

◆聴かなければ分からない


相手の涙がみえた時、その涙がどんな涙なのか?勿論、話の道筋で推測できることはあるけれども、私は極力勝手に判断しないようにしています。『今の涙は、どんな涙?』そう聴くと、一言一言嚙みしめるように、その人の奥底から、涙が溢れ出すほどの気持ちのそれが、浮かび上がってきます。聴いてはじめて、その人が口にしてみて、耳で聴いて、心に届いて、自覚的に涙の背景を紐解いてくれる。『涙の意味を自覚する』は、自分を大切にした証だと思っています。


私もたくさんの種類の涙を
色んな人に受け取ってもらってきました。
泣ける相手と泣ける場って、やっぱりあります。
私も、涙を授けてもらえる人になりたいな。

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