ジョン・マン 洋書 和書 万次郎
山本一力さんの小説は面白いです。
「だいこん」という作品をたまたま読んで以来、大好きです。それまであまり興味がなかった江戸時代が大好物になりました。
古代西洋史を専攻していた大学時代に、江戸について研究しているゼミがあってとても活発に活動されていました。学園祭では江戸のオモチャを再現したりと興味深かったです。
この人の作品を読めば読むほど、学生時代にもったいないことをしたとしきりに思います。江戸はオモシロイ!!!
洋書は、先日紀伊國屋でジャケ買いしたものです。息子がぼちぼち読んでいます。これにはジョン万次郎直筆のデッサンがたくさん載っていてとても面白いです。
山本一力さんの小説を読んで、生き生きと脳内に再現される江戸の暮らしを見るに、これは本当に世界最先端の都だったのだと驚いています。
日本はもっと誇るべきです。
江戸と縄文(いきなり出しましたがこれも重要)は世界に類を見ない最先端の文化を誇っていた事をもっと知って欲しいです。面白いんです。
江戸時代にあったもの:ファストフード(寿司・てんぷら・スイーツほか色々)・移動販売(野菜・豆腐・魚・水・総菜・燃料ほか色々)・郵便・為替・銀行・レンタルショップ・リサイクルショップ・人材派遣・小説・漫画・新聞・ニュース速報・暦・宝くじ・占い・時計・上下水道・消防・警察・病院・劇場・書店・スーパー銭湯・宅配・レストラン・学校・塾・習い事各種
【追記】
書き忘れました。何がすごいのか。
これらを利用できた人々が、特権階級ではなく「江戸の町民」だという事です。江戸以外の地域はちょっと置いておくとして。
長屋に暮らす大工の奥さんや子供レベルの本当の本当の庶民。その庶民がこれを利用出来たのです。これは驚くべきことです。そのような都市は世界中を見渡して、どの時代を見てもほぼありません。
現代の一部の国では可能でしょうが、それ以外で探すとなると、灰に沈んだポンペイ・・・違いますね、ポンペイでも便利なあれこれを享受できたのは「市民」であって、庶民やドレイではなかったと思います。解明の進まない古代都市か、現代のごく一部の都市があてはまるかというところです。
風邪ひとつひけない世界になるとは思いもしませんでしたね。子供と2人きりのシングルです。遠くても仲間や繋がりを大切に走ってきました。世の中が変わりましたが、アロマとハーブを知って次々と思いもしなかった扉が開いています。健康を翼にして、必ず世界中の友達に会いに行きます。