何度も読み返す秋の夜長
茨木のり子が好きだ。
時々ふと思い出し本棚から詩集を取り出す。
勝手に「のり子イズム」と呼んでいる言葉が心地よい。
多分最初に茨木のり子を知ったのは高校の国語の教科書。
『わたしが一番きれいだったとき』だったと思う。
当時レポートに感想を書かなければいけなかったので、
そのまま「共感できない」と書いたら(笑)
「的はずれな解釈である」と返されたのでよく覚えている。
その後ひょうんなきっかけで友人に茨木のり子を勧められた。
詩集というものに縁遠かったけれど、
勧められたら試してみるというのが私の性分なので、読んでみた。
すっかり、しっかりハマってしまった。
沢山良い詩があり、甲乙つけがたいが、
『落ちこぼれ』とか『汲む』とか『みずうみ』など収録されている
「おんなのことば」を時々読み返している。