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我慢をするたび、幸せは逃げていく

休日だけど、何もやりたいことないなぁ…。

平日はあれほど望んでいた休日だけど、特にやることはない。目覚めたものの起き上がるのは面倒だ、そう思い、寝転がりながらスマホを眺める。

特に目的もなくYoutubeを見たり、SNSを見たりするけれど、特に面白いこともない。

子どものころは、やりたいことがたくさんあった。でも、いつの間にか気力が湧かなくなってしまった。ゲームでさえ、動画を見るだけで十分。

―こんな虚無感を感じる人は多いのではないだろうか?

本当は周りの人がやっているように資格の勉強や転職活動を頑張らないといけないのに、なんで私はできないのだろう。 

しかし、その考え方は、もしかしたら間違っているのかもしれない。

我慢のしすぎ、それがあなたの気力を奪っている。


1. 我慢しすぎて生まれるストレス

  • 我慢するのは大人の証拠

  • 忍耐こそ美徳

「我慢するのは大人の証拠」なんて言葉があるように、日本人は特に我慢を美徳として捉えがちだ。

  • やりたくない仕事を無理に続けたり、

  • 人付き合いで本音を抑えすぎたり、

  • 欲しいものを買わずにひたすら耐えたり

と、「やらない我慢」「言わない我慢」「買わない我慢」を繰り返していると、それがストレスの元凶になる。

意識している間は「自分は頑張っている」と思える

しかし、いったん糸が切れたときに反動が来てしまい、何もやる気が起きなくなってしまう。

2. 小さな欲求を抑える癖

  • 新しい趣味に手を出したいけど、お金がもったいないからやめよう

  • 旅行をしたいけど、仕事が忙しいから無理だろう

こういった言葉は、上野で飲んでいるとよく聞こえてくる。

こうした小さなモチベーションを日々抑えていると、いつのまにか自分が何を好きで、何をしたいのかがわからなくなってしまう。

そして、いざ時間ができても「自分は何がしたいのか思い浮かばない…」という状態に陥る。

その結果、自分で自分を「やりたいことが特に無い人間」と責めてしまう。

しかし、本当はやりたいことをたくさん持っているはずなのに、それを「我慢」しているうちに気づけなくなっているだけかもしれない。

3. 我慢は“自分を責める”トリガーになる

SNSを見れば、「資格の勉強を頑張っています」「新しいチャレンジを始めました」といった投稿を見かける。

それを見て「どうして自分にはそれができないんだろう」と落ち込んでしまうとき、心の裏には「もっと我慢して努力しなきゃ」という意識が潜んでいるかもしれない。

行動しない自分はダメだ、努力しない自分は価値がない……と。

我慢は、必要なシーンももちろんある。でもそれが過度になると、「本当はできるはずなのに、できない自分ってダメだな」と自分を責めはじめるきっかけになる。

4. 我慢に頼りすぎない生活を

ではどうすればいいのか? ポイントは「いかに我慢を手放して、小さな成功体験を積むか」だ。

たとえば英語を学びたいなら、「勉強しなきゃ」と重く捉えすぎず、スマホの言語設定を英語にしてみる、英語のゲームで遊んでみるといった気軽な方法から取り入れるのがおすすめだ。

VCで喋りながらゲームをする、英語で話す海外の友人を作る、など。話せるようになることが目に見えて分かるのでモチベーションが上がる。

試験の点数のように、実態があるのかないのか分からないことよりも、実生活が変わるので、やる気の源になるはずだ。

5. 我慢をすると時間もお金も、大切なものを失う

「我慢することで得をする」ように思えるけれど、それは意識をしている時だけ。

我慢の一番の問題は、我慢を永久に続けることができないこと。無理して働くと油っぽいものを食べたりお酒を飲みたくなる。とにかく動画を死ぬほど見て辛さを乗り越えようとする。そして休日は疲れ果てて起きるのさえ嫌になる。

これはどう見ても無駄だ。そんなことをするくらいなら、どうサボるのかを学んだ方が良い。

サボれないのは環境のせいではない。あなたのせい。あなたがサボるのが下手だから。

サボりは許すとか許されるとかではなく、まずやってみて、上手く隠す方法を学んでいく必要がある。

おわりに

今の人生がよくないのは、あなたが怠惰なわけでも、能力がないわけでもなく、単に我慢しすぎて疲れているだけ。

大切なのは「我慢を手放す勇気」を持つこと。

やりたいことを思いつかない、気力がわかないという症状は、我慢の反動である可能性が高い。

我慢をしない代わりに、どうやったら負担にならない方法で自分の欲求を満たしていけるか考えてみるべきだと思う。

「我慢を手放す勇気」を持つことで、あなたの中に眠っていたやりたいことや本来のエネルギーが、きっと少しずつ蘇ってくるはずだ。


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Ami Otsuka「生成AIに育てられた第1世代 | 研究者x SE」合同会社Hundreds代表
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