ガーデニングと人事担当者が思うコト
「あみちゃんさ、この庭の惨事をどこまで予測してたの?」
夫からなんの捻りもない、どストレートな指摘。くっ苦しい。
そんな指摘をされるくらい、春のお花で群がるはずの5月の庭は茂りまくり。なんなら荒れているように見える。
敗因としては、全体像をイメージしないまま、店頭で見つけた可愛い花たちを買っては植え、買っては植え…。
結果として、それぞれのお花たちは、高さや色合いのバランスに欠け、1つ1つはとっておきなはずのに、庭全体ではてんでばらばらになってしまった。
「これ、人事に似てる。」
私のいる人事部も、やれ「タレントマネジメント」だの、「ジョブ型」だの、最近のトレンドワードに踊らされている。
それぞれの考え方は、もちろん今後の事業促進に必要なエッセンスだと思う。
ただ、それをそのまま「よいしょ」って取り入れて、「うちの会社はやってますよ(えっへん!)」とはなっちゃいかんよな、と思う。
この施策を取り入れることで、なにを手に入れたいの?
それは、目指す会社の姿に向けて、どのパーツを埋めるの?
採用とか、教育とか、人事制度とか、色々あるけど、それぞれの施策において思想は一貫すべきだと思う。
あちこちから、色んなトレンドが降ってきて、そのひとつひとつがまあまあ重い。
だから一生懸命やろうとすればするほど、現場は導入することが目的になりがちになってしまう。
そうなると、人事担当者は、どんどん色んなことを言われ、それをただ必死にこなしていくだけ…というあまり面白い状況にはならず。
それよりも、うちの目指す姿ってなんなんだろう?それに向かう時に、人事としてなにが必要か?
全体像を描いてから、足りないところを埋める。植物の高さや色合いを一貫させる。
色々考えることはあるけど、案外シンプルな気もする。原点回帰を問う。
【今日の問い】
・あなたが一貫していないな、と思ったことはなんですか?
・こだわりが一貫することで、どんな効果があると思いますか?