見出し画像

「好き」を言語化する技術/三宅香帆

▫️あらすじ
すごく感動したのに「おもしろかった」しか言葉がでてこない……‼︎16万部突破『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』でバズり中の著者が教える文章術の本、待望のハンディ版!

▫️感想
自分の言葉で本の感想をまとめたいと思い、この本を購入。ハッと驚くような新しい知識が手に入るというよりは、自分が日頃無意識的に行なっているポイントが言語化されており、これまでの自分の文章も間違いではなかったのだなと勇気付けられた。感想を綴る前に、同じ本を読んだ他者は、どのような感想を抱いたのか気になって検索しがちだが、他の人の意見に触れてしまうと、自分の感想が他の意見に染まってしまう危険性があり、「調べる前に、まず自分の感想を書く!」という内容が印象的で今後、意識していこうと思う。

▫️勉強になった内容
P99 「ネガティブな感想を書くうえでもっとも注意すべきなのは、決して一般論で考えないことです。あくまで「自分が」嫌な感情を覚える点について考えることに注力しましょう。

P187 「じつは文脈って、制作側からは発信できません。ファンにしかできないことなんです。だって、プリンをつくった人が自分から「このプリンは、ここが新しいんです!」とアピールしても、宣伝にしか聞こえないじゃないですか。でも、ファンが「このプリンはここが新しいんです!」って言えば、それは消費者の声となり、食べてみたい気持ちが生まれやすい。口コミならではの効能です。」

P190 「書きだしに迷ったときのヒントまとめ
★紹介したい要素についての説明から始める ★引用から始める
★自分語りから始める ★文脈から始める ★問いから始める」

▫️こんな人におすすめ
・自分の言葉で自分の好きなものについて語りたい方
・文章力をつけたい方
・新書に挑戦したい方

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?