FLOW ~超没入体験をつくる~
最近、「フロー体験」を一日のなかでいかに増やすかということにハマっておりまして。
「フロー(FLOW)」とは、心理学者のミハイ・チクセントミハイ氏が提唱した概念で、「物事に取り組んでいることに完全に集中して、のめり込み、他のものが目に入らない精神状態になること」を言います。
「時間を忘れる」、「やりがいがある」、「自分が向上した気分になる」、「努力がいる」、「完全に浸る」というのがキーワードでしょうか。フロー体験の最中は、不安がありません。余計なことを考えません。そしてセッションが終わった後に自己肯定感、自信と経験が増えています。ここ数年で、フロー体験の種類を徐々に増やしてきたのですが、今、丁度いい数が揃ったと思うので、ちょっとご紹介します。
1. 毎日3キロ歩く
朝、6時に起きて1時間歩きます。朝、運動をすることで、一日に向き合うエネルギーやペースが決まります。疲れているときややる気がないときでも、「行くか行かないか」考える余裕を自分に与えません。とにかく起きて歩きます。
2. ベース又はドラムを練習する
この1年、ほぼ毎日練習を欠かしたことがありません。好きな曲の好きな箇所(30秒から1分)しか練習しません。好きなことしかやりません。他の人のアドバイスはたいがい無視です(笑)だから、継続できます。続ければ、間違いや非効率な癖は自然に直るというのが(根拠のない)持論です。素敵なベースラインを練習しているときは完全に外の世界をシャットダウンできます。
3. 読む
これも楽器練習と似てて、自分が好きな本(これを厳選できるようになるにはちょっと時間がかかるかもしれない)を買って、その日の気分に合わせて読みたいものを読みます。海外からでも電子書籍(紀伊國屋書店のKinoppy)が気軽に買えるようになったのでとても有り難い。ミニマリストの私でも唯一の自己投資だと思っているのは書籍です。これには出費は惜しみません。静かな時間を自分用に確保して、その日の気分に合わせて好きなものを。
4. 書く
エッセイや日記よりもフィクションの方が思考を色々を巡らせないといけないので、そちらの方が没入体験には適しているなと最近思いました。テーマを決めて、とりあえず書き出したら筆(キーボード?)が進むときもあるし、進まないときもあります。それでも、あれやこれや考えているのは楽しいし、周りのことを忘れてしまいます。文体とか書く内容とか、誰のためにとかは現時点では考えません。自分のために自分が書きたいように書きます。
5. 仕事をする
私は翻訳の仕事をしているのですが、納期に余裕があったり、一日の予定が無計画だと、仕事中に思考があっちこっちにいって集中できません。ですが時間割を作って1.2.3.4のどれかをできていると、仕事にも全力で集中できます。特に、運動は仕事の集中力とは切っても切り離せません。どんな仕事でも同じことが言えると思いますが、「今、目の前にある作業をいかに高品質で効率的にこなすか」ということだけに集中できれば、作業後に凛とした達成感が必ず味わえると思います。集中力がキーです。
フロー体験は「幸福感」に必要不可欠です。誰にも与えられた24時間。どのように過ごしますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?