こどもが勉強へのモチベーションをもつために
休校が続いて家庭学習もそろそろ煮詰まってきたなぁ、と思うこの頃。だれてくると「そもそもなんで勉強しなくちゃいけないのか」と根本的な理由を探しちゃったりします。
自分も「勉強しなさい、いい点数取りなさい、なんでできないの」と言われれば、「じゃあ自分もやってみてよ、自分ができてから言ってくれよ」と心の中だけで反発している時代もありました。
今でも「なんで勉強しなくちゃいけないのか」という問いに、正面からこうだと言い切るアンサーを持ち合わせてなく、それがモチベーション(動機付け)に繋がってなさそうだと思って読んだ本。
ミライの授業
「私の著作活動は、この一冊のためにあった」――ベストセラー『僕は君たちに武器を配りたい』の著者・瀧本哲史さんが全国の中学校を訪れて開講した特別講義「未来をつくる5つの法則」のエッセンスが本になりました。これからを生きる14歳に、そしてかつて14歳だったすべての人に届けたい一冊です。
この本のガイダンス(導入部分)のテーマ「きみたちはなぜ学ぶのか?」には、勉強について、勉強そのものが嫌いなのではなく
勉強という、「やる意味がわからないもの」をやらされることが、嫌いなのです。
と書かれています。そして、今学んでいることは、未来を創る魔法であり、思い込み(イドラ)に縛られないための力であると。ではどうやって未来を創るのか。そのために、過去の歴史の中で変革者と呼ばれた人たちが、どうやって未来をつくってきたのかを学んでいきます。
この本をちゃんと読める年代なら絶対に読んだ方がいいし、全員ではなくても一定数は刺激を受ける、勉強に対するモチベーションの答えになりうる内容なのでおすすめです。
あとはそもそも「モチベーション」って何ってことでいうと
「仕事のモチベーション」を探し求めて疲れちゃっている人へ
けんすうさんのこの記事がすごく参考になりました。やる気、テンションとちゃんと分けて考えると、こどもへのアプローチも明確になるかなと。テンションの問題であれば好きな音楽かけて歌ったりガッツポーズしまくったり、やる気は行動してから出てくるので、時間帯とやることを習慣化することとかはハードル低そうです
中学受験 女の子を伸ばす親の習慣
まあ、あとはこども本人の問題というより、親の意識や、両親の考えの方向性とかって意味でいうとこの本はよかったです。家族内でなんのためにとか、どのくらいの強度、方向性で取り組みかってことをすり合わせるのが重要なのかなと。
中学受験に合格した先輩たちはみんなノートと友だちだった 合格するノート力をつける3つの条件
あとは同年代のこどものノートっていうのも影響は与えやすくて、しかも掲載されているノートの内容がハイレベルすぎず、これならできそうっていうものもあって良いかなと思います。
子どもの「やってみたい」をぐいぐい引き出す! 「自己肯定感」育成入門
これは親としてやった方がいい、やらない方がいい行動がわかりやすいです。結果ではなく課程を褒める、ものわかりがいい親になりすぎない、自分の失敗、しくじり体験を話すとか。
で、そうは言ってもここに挙げたこと全部できればこの上ないですが、そう思ってもできないんだよ、ということを正直に伝えてあげるのが、いいのかもしれません。