昔々,,中目黒の商店街の奥の方,小さなcafe雨宿りは在りました。
こんばんは,saoriです。今日は,雨宿り日和ですね。
そう,この名前,雨宿り。私がつけたそのcafeの名前だったのです。今日は,これを思いついた日の事と,その頃考えていたことを書くことにしました。
そのcafeのお話をする前に,そこに辿り着く前の物語。。
8年程前に,あるご縁から繋がって,青山にある素敵なワインバーに声をかけていただいて(ただワインが大好きってだけの素人だったのに)1年程働いていました。
その素敵なお店のことはまた今度ゆっくり記事にしたいです。
さて,そのwine barには奥にこっそりと,掘りごたつ式の素敵な小部屋(個室)があって,その部屋は毎日予約で埋まっていました。一度偶然にでも案内されたらさいご,その居心地の良さに誰もが魅了されてリピート。。そんな空間。
だけどそんな素敵な個室だって,当たり前だけど,
開店前の時間は使われていません。
私はいつもラジオから聴こえてくる歌を口づさみつつ開店準備をしながら
どこかで,
そのことをとても不自然に感じていたのです。
この部屋が今,貸し出されていたら,使いたい人きっと居るよね,と。
勉強をしたり,ミーティングに使ったり,何かのレッスンだってできちゃう。
程よい雑音は,作業効率を上げるとか言うし,って。ほんとうに,いつも思っていた気がします。
どうせ,使っていないんだから,時間貸しをして,例え2時間で¥1000でやってあげたとしても,週に6日,月にもし24日稼働したら¥24,000。
うーん,その金額の為に毎日色んな人が出入りして,アレンジしたり挨拶したり面倒だしいいや!って,もちろん思う人も居るでしょう,
でも私は,人に喜ばれて,さらにもしかしたらお互いにとって良い出逢いがあったりするかも知れないし,それにどうせ空いているんだから需要があるならウィンウィンで楽しそう! って自分の中で想像は膨らんでいました。
そう,そんなことを思っていた時に,
久しぶりに,その昔ひとりで毎晩のように通い詰めた中目黒のとあるbarに仕事帰りに寄った日。(*女子がひとりでbarに行くということ,という記事も書きたい)
マスターと話していて,
「ここって昼間,もったいないよね〜 何かに使えればいいのにね,場所もちょっと奥まってて素敵なところなんだし」なんて,何の気なしに言った私に,
次の瞬間マスターが,「え?じゃあsaoriなんかやれば?」って。
記憶が定かではないのですが,その突然の提案に,私も特に違和感を覚えずに,(ワインバーも辞めるところでしたから時間もありましたし)その後 話は自然にとんとん拍子で進み,
コンセプトを考えて(*この事も今度記事にしたい 忙しいな*)
色々決まり,
夜のそのbarとは全く違うsaoriのお店という意味で,ちゃんと名前もつけたいよね,と,オーナーが言ってくれて,名前を考えていたのですがなかなかこれ!っていうのが思いつかず数日が過ぎ。。
ある日,その店内でミーティングの後かなんかにひとりでボーッと外を見ていた時
ぽつりぽつり,と 遠慮がちに雨が降ってきたのです。
!!!!! 雨宿り! あまやどり。 うん,これだ。
と,一瞬の閃きで,迷うことなく,突然決まりました。
子供やお店に名前をつけたのは初めての経験だったのですが,あぁやっぱりこういう時ってこうしてしっくりくるモノなんだなぁ,と,やけに深く納得し,翌週から週末の昼間だけ,商店街の奥の方,ちょっと行ったところに,“雨宿り”は出現し始めたのでした。
昼間っから,マリーアントワネット気分でシャンパン(スパークリングワインでしたが)を愉しむバー, “sparkling cafe 雨宿り”
またそのうち,ほんとうの雨宿りを開こうとたくらんでいます。
これは中目の夏祭りの時の写真。
わたしの小さな物語,最後まで読んでくださって嬉しいです。
Hope you're having a lovely day.