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相手の世界観を知って、初めて交流が成立する

こんにちは、あまたつです

今回は世界観と交流の関係性についてまとめます
就労移行支援所やデイケア、地域支援センターで触れあった人達との交流で感じたことを語っていきたいと思います。

みなさん、発達障害や統合失調症を抱えた人と話したことはありますか?

僕は病気になるまでありませんでした。
初めて障がい者と呼ばれる人達と触れた機会は働くための訓練をする就労移行支援所でした。

うつ病や発達障害だけでなく、知的障害や身体障害の方達と一緒にいました。

当時は躁鬱病とアスペルガー、ADHDを抱えていたので同じような悩みを抱えている人達と生活するのはとても楽しかった。

自分ができないことや苦しんでいることなど悩むポイントが一緒になることが多く、会話も弾みました。

逆に統合失調症や身体障害や知的障害の人とは悩みが共有出来なかったため、深く話すことはありませんでした。

知的障害を持った18歳の女の子が簡単な算数ドリルをやっていて生きていく苦労があるんだなと思う程度でした

身体障害の方は足が不自由なだけでメンタル崩れないからいいなと、隣の芝は青いという状態で、その人達の苦しみを理解することができませんでした。

今では足が動かせない苦しみを理解できます

統合失調症の人もいましたが、当時は統合失調症がなかったため、幻聴で悩む人の悩みを全く感じることがありませんでした

そして就職し、体調を崩し、統合失調症になりました

精神科に入院してから退院し、デイケアに通うようになり自分の世界観が広がりました

幻聴の苦しみや隔離病棟の過ごし方、B型作業所での働きぶりなど、統合失調症を抱えた人との交流ができるようになりました

病気にになって唯一良かったことは統合失調症を抱えた人の苦しみや悩みを共有できるようになったことです

もちろん病気にならなくても病気を抱えた人と話せますが、世界観を知らなければ本当の意味で交流は出来ないんじゃないかと思います

デイケアには虚言癖の人もいますが、それもその人の世界観と思い、否定せずに話を聞いています

一般社会でも、子育てしている人としてない人では共感しづらいかと思います。

苦しい体験でもそれが糧になり、人と分かち合うことができるようになります

今僕はまともに一般就労できない悩みを抱えています。

地域支援センターでは同じようにまともに働けないけど、誰かと繋がりたいと思っている人が集まって過ごしています

自分と同じような、「親が亡くなったらどうしよう」という不安を抱えた人がいたり、パニック障害で大勢の人の中に居られない人もいます

心から交流するには相手の世界観を知ってこそ、初めて交流できると思っています。

もし今読んでいるあなたに病気を抱える人と交流したいけど、上手くいかないという場合は本を読んでみてもいいかもしれません

最近はうつ病や発達障害、統合失調症のエッセイ本があるので世界観を知るにはもってこいです

ただ病気などを経験していない場合は完璧には理解できないと思います

行きつけの美容院の人にうつ病や統合失調症の話をしても、「理解はしようと思って勉強はするけど、完璧には理解できないからな」と言われました

当たり前の話ですが経験していないことを理解するのは難しいです

ここに障がい者の世界と一般社会の隔たりがある気がします

友達に病気を話しても伝わらないんじゃないかと思ったり、偏見を持たれて関係が崩れるんじゃないかと思ってしまいます

もちろん病気を受け止めてくれて、また仲良くしてくれる友達もいます。

ただこちらが考えすぎてしまい心を開けない場合もあります。

まとめとして、相手を理解したいなら世界観を知るため悩みを聞いたり、本などで世界観に触れてみるのがいいかと思います

以上で終わります

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