【教育改革】少人数学級に効果はあるのか
みなさんこんばんは。
このnoteを読んでいただき、
ありがとうございます!
コロナの影響で学校が分散登校になり、
教室の人数を減らして少人数で
授業をしているという話を
最近Twitterでよくみます。
いろいろ問題はあるものの
少人数の方が子どもを見やすく
授業がしやすいという話も聞きます。
ということで今回は
少人数学級に効果はあるのか
について発信していきます。
発信する内容や細かいデータは
下の本を参考にしています。
一言結論
せめて最大32人
個人的には16〜24人が良さそう
でも教育予算が絶望的
実は効果は小さい
少人数学級に効果はあるのか
を考えたときに、
なんの根拠もない勝手なイメージでは
効果が高そうに思えます。
教師は子ども一人ひとりを見やすくなり、
テストや提出物の管理も楽になります。
オープンキャンパスで
国公立大学は教師一人当たりの学生の人数を
私立大学と比較していたなぁと
思い出しました。
しかし、『「学力」の経済学』によると
少人数学級の効果は小さいそうです。
もう少し詳しくいうと、
少人数学級にしたときにかかる費用に対して
学力の向上や
いじめ・不登校などの問題行動数の減少が
小さいということです。
35人か40人か問題
2014年10月に財務省が今まで
公立小学校で実施してきた
1学級35人の少人数学級を見直し、
40人学級に戻すべきだ
と言う主張をしました。
この主張は
少人数学級を推進する文部科学省と
真っ向から対立しました。
なんで35人なのか、40人なのか
という疑問もあります。
財務省はこのとき、
教育予算の効率化を訴えました。
全国の効率小学校を
35人学級から40人学級にすれば
86億円の費用を削減できるそうです。
金額がデカすぎてよくわかりません。笑
教師になった友達から聞くと、
分散登校と少人数クラスにした結果、
子どもの数はだいたい20人で
授業をしているそうです。
40人学級から20人学級にした場合、
単純計算で344億円の費用が
今までよりかかることになります。
少人数学級にした場合、
教室・教師が足りない問題が発生するので、
実際はもっと費用がかかります。
日本の年間GDPがざっくり5兆円
その3〜5%が教育予算で多くて2500億円
学級の少人数化に344億円かかるとして
全体のだいたい14%が使われます。
これが多いのか少ないのかは
正直わかりませんが、笑
タブレット配布や学校のICT化、
環境整備にもお金がかかるので
金銭面は絶望的な気がします。
教育実習で感じた超主観的な感想
僕はまだ学生で
教育実習とボランティアでしか
現場を見ていませんが、
勝手に超主観的な感想を
ここで書きます。笑
まず僕の実習先とクラスの人数は
少し変わっているかもしれません。
・A小学校 1・2年生複式クラス
1年生8人 2年生8人
・B小学校 1・2年生複式クラス
1年生3人 2年生3人
・C中学校 1年生 33〜34人
複式クラスは
教室の前側で1年生、後ろ側で2年生が
別々の授業を教師1人で行っていると
イメージしてください。
単純に子どもの人数が少ない方が
一人ひとりに手厚い対応ができます。
あえて悪い言い方をすると、
管理しやすいということです。
そんな複式クラスで実習をしたこともあって
中学生30人を相手にするのは
多すぎて全員見られへん!って感じました。
30〜40人の大規模な学級と
20人以下の小規模の学級では
それぞれメリット・デメリットがあります。
授業のしやすさという教師側の都合では
小規模で少人数の学級が
やりやすいと実習で感じました。
協同学習や「学びの共同体」の理論を
学んでいる僕は、
4人グループをベースに考えます。
教室の子どもの人数は
4人グループ × 4つ〜8つで
最大32人がいいです。
ここから減らすとなると、
16〜24人ぐらいだと思います。
海外の学校では
1クラスあたりの子どもの数は
20人前後だそうです。
まとめ
今回は
少人数学級に効果はあるのか
について発信しました。
少人数学級にしたとしても
費用対効果は小さいです。
しかし、
学力向上や問題行動の要因は
すべて学級の人数ではありません。
学力を変化させる要因は複雑です。
一方で、10人の学級であれば
絶対に学級崩壊しないという
保証もありません。
逆に子どもが50人、100人でも
満足度が高い授業ができる教師もいます。
「今でしょ」の林修先生とかです。
僕の超主観的な考えでは
少人数学級にしてほしいところですが、
勉強すればするほど様々な考え方が見えて
彷徨ってます。笑
ただ、
子どもの教育の現状と課題を
予算を言い訳に実行できない
モヤモヤ感があります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!!
また明日!ドロン!