【読感文_9】世界のニュースを日本人は何も知らない
本日読んだのは谷本真由美氏著「世界のニュースを日本人は何も知らない」。
2019年発売の本なのでかなり最近のもので、日本人(特に若者)がどれだけ国際情勢に対して疎いのかをガンガン突っ込んでいく本。
本当に知るべき情報とは何か、そしてそれらをどのように手に入れれば良いのかを知ることができる。
ただ文言がかなり強いので「ウっ」となる人はいるかも。
本の感想 - 日本版ファクトフルネス?
で、本を読んだ私の感想はそのまま表題の通りで、
昨年話題になったハンス・ロスリング氏著の「ファクトフルネス」を日本人に対してより実践的に伝えた感じなのかな?と感じた。
(違ったらごめんなさい)
「ファクトフルネス」の内容・メッセージは「世界の現実を正しくデータで理解しているか」であるが、詳細は他の人たちの方が分かりやすく伝えてくれているので適宜ググっていただけたらと思う。
私もしっかり読めていないので読みます。
本著は今、日本のリーダー的立場にいる人たちですら知らない「知っておくべき世界の現実」を紹介し、我々がどのようにその正確な情報を手に入れ、有効に生かしてゆくべきなのかを提言している。
・財政難のギリシャや政情不安のトルコに観光したがるのは日本人だけ
・ロンドンでは白人は少数派
・南米ではビジネスモデルから日本が尊敬されている
・アメリカ人は信仰心がとても強い
いくつかを取り上げたが、ネットで安易に情報を仕入れて
「ニュースを理解している」と思っている若者で、上記を知っているのはそのうちの何パーセントなのだろうか。
(かくいう私もそんな大学生の1人だったが)
我々若者が「知りたい情報」ではなく「知らなくてはいけない情報」を
手にする為に安易にYahoo!やLINE News、好みのインフルエンサー等のインターネット上の情報に一方的・盲目的に頼らず、ニュース媒体の立場やそのソースをしっかりと押さえる習慣を徹底するよう注意喚起している。
まとめ
我々が普段触れているニュースの多く(特に民放)は芸能人の不倫やスキャンダルやお金のトラブルなど我々にとって必要ない情報が蔓延している、と谷本氏は序盤で言及している。本当にその通りだな、と。
ある事象が発生した際に我々はどうしてもそれを何も考えずにただただ享受している。
この点においては【読感文_6 新聞という病】でも言及しているが、どれだけ我々がポジティブに情報を掴みに行くかに懸かっている。
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