有能でなければいけないに苦しめられているあなたへ。

こんにちは。
けんぴえと申します。

メンタルに関する発信をしていていまして、今回は有能でなければならないという呪いに苦しめられている方に向けて記事を書こうと思います。

さっそくですがあなたは、有能でなければならないと思っていたりはしますでしょうか。

人よりも点数が高いことが自分の価値だ
人よりも容姿が良くないととか
人よりも稼いでいないととか

何かしら秀でているところがなければ自分自身の存在価値はないと思っていたりはしないでしょうか。

だからこそ、必死に頑張ってそうでない自分を否定して、有能である自分になるために必死で

もっと賢くなろう
もっとカッコよくなろう、可愛くなろう
もっと稼ごう

そうやってコンプレックスを無くすために一生懸命頑張っているのではないでしょうか。

でもなぜか心が苦しい、そんな気持ちになったことはありませんか。
僕にはありました。優秀に見られたい、ありたいそういう気持ちがとても強くありました。だからいつもバカな自分を否定していました。
こんなバカな自分じゃダメだ。もっと頭が良くならないと、誰にも必要とされない。だから、もっともっと。勉強しまくるんだ。

そうやって人よりも優れていることだけを追いかけていた時期がありました。
しかし、心の中はとても苦しいものでした。

だって、何回否定してもバカな自分がいるから。
バカじゃ嫌だ有能でありたい。だから勉強したりしているのに、いつまで経ってもこのバカみたいな自分が消えないじゃないか！！って勝手にイライラして、消えて欲しいのに消えてくれない。なんでよもう！！

そんな暴れ食った子供のような自分がいつも心の中にいました。
そうして何年も恨み続けた結果、気づいたことがありました。

それは、バカな自分は消えないってこと。

いつまで経っても人は間違い続けるし、一回では気づけるほど物分かりのいい自分ではなかった。
そのことを深く自覚しました。
今よりも未来でできるようになることが増えたとしても、物分かりのいい自分、物覚えのいい自分なんていつまでもなれずに、ずっとダメなまんまだとわかりました。
バカな自分を乗り越える方法は優秀になることでは無く、バカな自分であることを受け入れること。
そんなことに気がつきました。

「優秀でなければいけないと思っている人の本音」
優秀でなければいけないと思っている人の本心では何を思っているのか。
自分視点でしか見えていないかもしれませんが、私が思うに本当はバカである自分でも許されたかったんだと思います。

物分かりが悪くて、何回も言われないと気づくことができないような自分であっても許して欲しかった。
できたら分からない自分に対して、丁寧に優しく何度も教えて欲しかった。叱られてもいいから、わかるまで教えて欲しかった。
頭の悪い自分を見放さないで欲しかった。
それでも見てて欲しかった。

このように、バカな自分でも受け入れて欲しかった、見守っていて欲しかったのが本音なのではないでしょうか。

SNSを開けば、有能、無能、仕事ができない人は〜、〜は顔も良ければスタイルも良くて、おまけに勉強までできる、そう言った比較、勝ち負け、競争を連想されられるワードを見ては日々疲れてはいませんか。

もうそろそろ、そんなことで疲弊するのはやめて心の穏やかさを取り戻したくはありませんか。

「心を穏やかにするためには、ダメな自分を受け入れる。ダメな自分を抱きしめてあげる」
だから、もう無能でいいよって不貞腐れる感じでは無くて、まあ使えない自分であっても許されたかっただけだったんだよなってことを素直に受け入れられるようになったらいいんだと僕は思う。

「ダメな自分を抱きしめた後は、自分がして欲しかったような声かけを自分にかけてあげる」
これは自分でも最近よくするようになったのですが、自分が言って欲しかったこと、して欲しかったことを自分にしてあげるってことをするといいと思います。

例えば、

ゴミ拾いをするなんてさすが自分だな
今日はいつも気がつかないところを掃除したぞ
バカだけど諦めは悪くて立ち向かっている自分やるじゃん

みたいにポジティブな声かけをするようにしていったら、徐々に気分が上がるようになってきます。

ちょっと話は逸れるかもしれませんが、自己否定で伸びるのはある一定ラインまでだと思っているんですよね。
特に日本社会は否定することで能力を伸ばす教育方法なんで自然と身についてしまっているのは仕方のない部分ではあるのですが、ダメでしょ！ってナイフで背中を突きつけるように否定をしてある程度までは伸びる人もいるかもしれませんが、それでもう限界だなと思っているのであれば、もう否定はしなくていいんですよ。

これまでの癖でこういう自分はダメだーと出てくる時はあるかもしれないけれども、そういう時はまたいつもの自己否定癖が出ちゃったなくらいに捉えて、ポジティブに捉えていったらいいと思います。

「最後に」
これからもダメなあなたであってもいいじゃん。こんなところはダメだなってこれからも思う時はあると思うけど、その度に受け入れながらも乗り越えていっているなら、僕はその方が変に有能、優秀ぶるよりもかっこいいと思う。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。