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さぁ、夜の航海に出よう。『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』(東畑開人)

こんにちは。
天音です。

今回は、東畑開人さんの書かれた、「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない」を紹介します。

この本は一言で言うと、現代社会の生きづらさを読み解き、心理学に基づいて、自分自身の人生を考える指針を示してくれる本です。

こんな人にオススメ!

・自分の思考に疑問を抱いている人
・心理学に興味がある人
・物語が好きな人


どんな本?

この世の中がなぜ生きづらく感じるようになってしまったのか。

傷ついた心を癒すためにはどうすればいいのか。

エピソードを交えた語りの文章が、心に沁みわたる。

「幸福とは何か」を問い、「いかに生きるか」を考えるための本。

心に「処方箋と補助線」、「馬とジョッキー」、「働くことと愛すること」、シェアとナイショ」、「スッキリとモヤモヤ」という5本の補助線を引きながら、夜の航海の旅を進めていきます。

一つひとつの章にはそれぞれ事例として、ミキさんとタツヤさんのお話が出てきます。

このお話たちも、決して特別すぎる話ではなく、いつ誰の身に起こっても不思議ではない出来事も多いです。

「なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない。」

便利な世の中を生きる私たちですが、そんな世界で生き方にもがいている人に読んでもらいたい、人生の羅針盤となる本です。


感想

普段は一冊を5日ほどかけてゆっくり少しずつ読む私ですが、この本は面白くて、読みやすく、1日で一気に読んでしまいました。

特に心のことで悩んだ私にとって、一度通うか検討したこともあったカウンセリングのお話もあったので、人ごとではない、という風に思ったこともあるのだと思います。

丁寧で、優しく、言うところはズバッとはっきりと述べてくれる文章は、とても心に残りました。定期的に読み返したいです。

お読みいただき、ありがとうございました。

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