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住宅業界や観光業界こそデジタルツール使う経験したほうが良いと思う

最近マイホームを建てた知人が、検討段階でハウスメーカーを変えたと言っていました。大手ではなく、地域の設計会社が営むハウスメーカーに変えた。

知人曰く

「(その大手のハウスメーカーの営業マンは)いちいち電話かけてきて、口頭で済ませようとする。正直、先が思いやられたんだよね」

一方で、知人が最終的に選んだ地域のハウスメーカーはZoomでのミーティングに応じてくれ、日々のやりとりもSlackでやってくれたとのこと。

知人の気持ち、ものすごくよく分かります!

知人も私同様、平日日中時間中は仕事をしている一般的なビジネスパーソンです。

・電話してこられても、出られない/気づけない。「折りTEL合戦」も面倒
・とはいえメールではレスするための作文も面倒
・ミーティングのたびわざわざ営業所に出向いたり、来てもらうのも大変
・家を建てるような高い買い物の、諸々の約束事を口頭で済ませたくない(エビデンスを残したい)

ほんとうに、お願いだからデジタルツール(Zoom, Slackなど)使ってください/慣れてくださいと思う訳です。

また、この知人もそうですが最近は自宅にテレワーク出来る居室や空間を設けたい人(施主)も増えてきているそう。

これは、私のクライアントの1つである浜松の工務店の方もおっしゃっていました。

テレワークを経験したことのない人、デジタルツールを使って仕事をしたことのない人たちに、テレワークをする人の行動や気持ちが分かるのでしょうか? テレワークに適した環境の提案ができるのでしょうか?

大いに不安です。

実際、この知人も嘆いていました。その大手のハウスメーカーの営業マンとは、テレワークについてまるで話が嚙み合わなかったと。

これは住宅業界だけではなく、観光業界にも言えると思います。

ワーケーションプランやテレワークプランを謡っているのに、まるでワーケーションやテレワークをする人の気持ちが分かっていない残念なプランも目立ちます。

関連記事はこちらです。

3月25日発売開始(電子版は3月1日)の、『新時代を生き抜く越境思考』も参考になるかと。

……という訳で、住宅業界や観光業界の皆さん。デジタルツールに慣れください、使う経験を増やしてください。

デジタルツールを使い慣れた顧客ほど、デジタルツールで仕事してくれない相手に仕事を頼みたくはありません。

あ、公務員にも言えますね。

いまどき役所に出頭させて、対面での説明を求めたり、紙の書類まみれで住民や地域の経営者を疲弊させるアンヘルシー(不健全)な地域に、住民は住み続けたいと思いますか? そんな面倒くさい地域で起業したいと思いますか? って話です。地域活性やら、関係人口増やら言うなら、とにかく面倒くさい雑務をなくしてください

そして世の中のテレワーク化、デジタルワーク化により、デジタルツールに使い慣れた顧客がこれからは増えていきます。

この動画(2分ちょっと)もよろしければご覧になってください。s

そして、最後はこんな歌(ポエム)で締めくくりたいと思います。

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