「地方で都会風を吹かすな」→仕事のやり方やカルチャーに関しては、都会風に変えないと話にならん
「地方で都会風を吹かすな」的な批判をたびたび目にするが、こと仕事のやり方やカルチャーに関しては、異様に前時代的な企業が多すぎて改めてもらわないとマジで話にならない。
「都会風」といっても何も特別にキラキラしたことを求めているのではなく、都会並に効率よく仕事しましょうと言っているだけです。
たとえば以下のような慣習をやめるだけ。別に大きく失うものはありません。
•デジタルツールを使うのを異様に嫌がる
•やたらと電話やFAX
•なんでもその場で口頭で済ませる
•紙資料だらけ
•女性や若手だけが早く出社して清掃する
•女性だけがお茶出し
•役職者が妙に権威的
•無愛想/挨拶しない
•あるいは内輪だけで盛り上がる
•目先主義/見えないモノも評価しない
•勉強しない/育成に投資しない
•とにかく安く済ませようとする/買い叩く
このような非効率極まりない(かつ古くてダサい)組織文化の企業は、とてもではないが若手や東京などで先進的な仕事してきた人たちに申し訳なさすぎて(かつ恥ずかしくて)オススメできない。
「悪いことは言わない。東京行って就職したほうがいいよ」としか言えないのです。
地方都市(それなりの中核都市)を見ると
•前時代的な老舗企業
•カルチャーは新しいがハードワークすぎるスタートアップ企業
のほぼ二択。それもどうかなと思うのです。
「モダンなカルチャーや仕事のやり方で、それなりにワークライフバランス保ちつつキチンと稼げる仕事」ないんかい!
なおのこと東京のような大都市が仕事の選択肢の面でもヘルシーと思わざるを得ないのです。
(東京本社の大企業の支社がある地方都市は幾分マシか)
後者(ハードワークが常態化かつ正当化されたスタートアップ)は長く勤めるにはやはり不向きで(数年で息切れして疲れてしまう。サステイナブルでない)、その意味でも仕事のやり方やカルチャーを最新化した老舗企業が出てくるメリットは、地域にとって大きいのではと感じています。
変える抵抗感は、地域ネイティブの人にあるかもしれないですが、どうせ地域の人は辞めないでしょうから若手や他都市から(戻って)来た人たちが正しく活躍できるためにも、少しくらいスパイシーな対応をしたほうが良いのです。
という訳で、僕も仕事のやり方やカルチャーについては「都会風」を吹かしつづけるつもりです。それがイヤならもはや地方企業には匙を投げようと思っています(どうぞ、過疎化•衰退してください。ごきげんよう)。
以下、参考書籍です。企業顧問(変革顧問)もしますので、組織文化をアップデートしたい方はご用命ください。
組織文化、マジで変えましょう。