トルココーヒー占いやってみた。淹れ方も紹介!
こんにちは~大柴です。今回は占いのほうの大柴です。
コーヒー占いってご存じですか。
トルココーヒーを使って占う、伝統的な(要するに古い)占いです。
10代の頃から知ってはいたのですが、やっと縁あって習うことができ、そして今回無事占いの場を設けることができました。
その場ってのが、占い師仲間の紹介で叶ったお茶会の一席。
「よっしゃ叶った!」
って感じね。山梨は今日も平和です。
というわけで、トルココーヒーを入れて、さらに占います。
道具紹介
それではまず私が茶会に持っていった物を紹介しましょう。
①アルコールストーブ
アウトドア用のものです。インドアなご時世のアウトドアブームでいとも簡単に手に入るし、コンパクトでとっても便利ですね。
大柴は往年のインドアですが、アウトドアに詳しい占い魔術界隈の先輩にご指導いただいて購入。ちなAmazon。
②ジェズベ&トルココーヒーカップ
トルココーヒーを入れる専用の小鍋、見たことあるでしょうか。銅でできた小鍋を「イブリック」もしくは「ジェズベ」と呼びます。
熱した時にコーヒーから細かい泡がぐわわ~と上がってきますので、その時に溢れてしまわないよう、余裕のある鍋サイズを選びましょう。
ちなみに私のは一番小さく安いやつ。取っ手が金属なので基本熱いです。アッチッチ。
そしてカップは現地でかなり安価で販売されている、トルココーヒーカップ。日本でも手に入りますよ。中に入るコーヒーの量はかなり少ないです。日本だとほぼお猪口。日本酒サイズね。
③トルココーヒーの粉
こちらも現地のものですが、日本でも手に入るトルココーヒーです。「クルカベチ メフメト エフェンディ」という商品。トルコではコーヒーといえばこれ、みたいな大定番品。
ほんっとに細かいパウダーで、私たちが普段飲んでいるコーヒーとは味がちょっと違いますね。ちなみに何度も泡を立てて煮れば煮るほど濃くまろやかになる感じです。
淹れ方
①フィルターコーヒーは乾燥状態に熱湯を注ぎますが、トルココーヒーは違います。まずイブリックに飲む分だけのお水を入れます。計量は必要なく、コーヒーカップに注いだ水をイブリックに移せばOK。
イブリックに粉が残ってしまっては十分に占える量にならないもんで、水分はぴったり使う予定で淹れます。
②イブリックの中で水とコーヒーと混ぜます。カラカラ混ぜます。案外すぐ混ざります。そしてそのまま火にかけます。
③しばらく火にかけますが、できれば中火~弱火にしましょう。ガンガン熱しても上手くないそうです。弱火だと時間ばっかりかかるし火も風で流れてしまうので、最初はちょっと強めであぶってみても良いかも。
私のアルコールストーブは火力調整ができないので、鍋の位置で調整します。動画はこちら↓
④取っ手があっちいのですが、頑張って泡を立てましょう。ぐわわーと一気に立ってきたら、鍋を離して一旦おさめ、そしてまた熱して泡を立て、またおさまるまで待つ。(動画でやってる感じで)
そんな繰り返しの中でコーヒーが美味しくなります。この所作は占いではなくコーヒーを淹れるための所作です。細かい泡が旨くしてくれます。
⑤よっしゃもういいね、となったら一気にカップに注ぎます。中に粉が残らないよう一気に注ぎましょう。これで完成です。ストーブを止めて、冷めるまで置いておき、ふうふうしながら適温を待ちます。
ちなみに飲む時は、粉が沈んでから上澄みを飲むので、混ぜてはいけませんよ。砂糖を入れるなら水のうちにコーヒーと一緒に混ぜておきましょう。後からだと難しいかもですね。
⑥水分だけを飲んで、下の粉をそっと残します。けっこう攻め気味で飲むと粉が固まるまで待つ時間は短くなります。が、攻めすぎると口が粉っぽくなりますね。美味しいところを程よく味わって。
⑦カップにソーサを乗せます。乗せたら両手で上下をサンドして回します。
右に3回、左に3回。
願掛けタイム、みたいなものです。
タロットカード占いのシャッフルみたいなことなのかな。
トルコのカフェでこの”ソーサ乗っけてる状態”にしておくのは「コーヒー占い師待ち!」というサインなんだそう。カップの中が見えないから占い結果が余計に待ち遠しいですね!
⑧回し終えたら、手でサンドしたままひっくり返します。
カップが上になりました。
このまま粉が固まるまで待ちましょう。
⑧固まったらカップをひっくり返します。
ソーサもリーディング対象なのですが、メインはカップ。
ここからカップを読んでいきます。
攻め気味で飲むと水分は少ないのでソーサは偏っているかも。
でも水分多めで飲むと、ソーサにはたっぷり水分が出てきます。
はい、こんな流れでおこないます。
楽しいですねえ。
コーヒー占いお茶会開催
ななんと、お寺さんをお借りしたのです。
日蓮宗のお寺で、トルコの香り。イイネ。
実はティーカップのセットをたくさん持っているわけではないので、こちらのカップで代用しました。セリアさんありがとう。まったくもってピッタリすぎる御猪口サイズ!
模様ではなくシールを貼ってあります。これは取っ手の代わりです。基本的に取っ手を基準に上下を決めてリーディングするのですが、取っ手がない場合に上下を決めるために貼りました。今回はシールが上。
ちなみにこちらも持っていきました。コーヒー粉を混ぜるスプーンね。一応このご時世なんで、個々にカップを消毒し、個人専用のスプーンで作りました。
粉の描く、二度とできないこの模様。
陶器ならではの模様ですし、なかなかいいですな。
ソーサを八角形に出てくる模様は、八角形ゆえにリーディングしやすいかもね。
カップのリーディングがメインなわけですが、それを何に当てはめて読むかって話ですね。当てはめるのが遁甲盤の場合は、八角形があると便利でしょうなあ。
取っ手をアセンにして読んでも良いでしょう。取っ手を上にしても左にしても良いですね。やり方を確立させれば時期読みもできるので、サクサク読み進めることができます。
コーヒー占いが日本にも広まると楽しいですね♪
広める気満々で、今日も山梨でトルコの香り立ててます。