上司から信頼を集める社員がやっていることを観察してみた。
上司からの信頼を集め、会社の舵取りに関わっていける人はどんな社員でしょうか。
我がチームは営業部の業務サポートを行う、いわゆる営業事務チームです。
ボスと4名のチームメンバーで動かしています。
その中に1人、ボスの仕事と密接につながり、会社全体をまわしているAさんがいます。
Aさんは、基本的なパソコンスキルはもちろん、対人スキルがかなり高く、サポート精神を抜群にもっています。
不足している業務をサッと補い、滞りをスムーズにしてくれる。
ボスの様子をよく見ていて、かゆいところに手をさしのべている、といったかんじでしょうか。
そんなAさんを観察して気づいたことは、ボスの発言をよく聞き、メモを欠かさないこと。
そして、それをよく見直していること。
週の頭にボスが語る今後の展望や、1ヶ月内でクリアしたい問題、直近の課題などを余すことなくメモしています。それを、数日単位で見直し、○○についてどうなっていますか?とリマインド。
その際、必要そうなデータをあらかた準備した状態で声をかけています。
ボスはパソコンが苦手なので、止まっていそうなタスクに関するデータをあらかじめ準備しておくのです。(そして予想通りボスは準備ができていません)
ほとんどの人は、ボスの語るビジョンについてメモはとっています。けれどそれきりで、あとは我関せず、なにかアナウンスがあるまで待とう(なんなら忘れちゃう)という姿勢です。この時点で他者と差がついています。
さらにAさんのすごいところは、その姿勢が継続的なところです。1年通してやり抜くので、ボスからの信頼は群を抜いています。
積極的に業務に関わっていくことで、社の動きを2歩3歩先取りでき、Aさんの元には情報が集まってきます。
上層部のポジションでなくても、社を円滑に運営するのにかかせない重要な社員です。
そんなAさんは「なんのトラブルもなく仕事がしたいだけ」とよく口にしています。
いち早く危険を察知し、フォローするAさんの性格ならではの言葉です。
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