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#29守破離の守はどこへ
私はゆとり世代です。気づけば30歳を超え、職場にはたくさんの後輩がいる状況になってきました。
先輩先生との関わりについて悩んだことは特になかったんですが、後輩先生との関わりについてとても悩んでいます。これは私だけの問題なのか、ゆとり世代全体の問題なのか...。後輩先生へ指摘することをためらってしまうんです。
新卒の頃は自分が1番年下だったので、先輩の真似をしてみたり、失敗をしてもいいやという気持ちでどんどん前に出ることができたんですが、30歳を過ぎるとこんな状況になるんですね。若かった頃の自分では感じることのなかった守破離の「守」を意識するようになってきました。
自分の色を出す前に守らなければいけないことをしっかりと学び、学んだ上でそれを破っていき、離れていって自分の色を出していく。そういう流れを経て成長していくと思うんですが、「守」についてなかなか下の世代にきつくいえない時代になってきたように感じます。下の世代もまた自分の色を出すのが当たり前なZ世代です。「守破離という考えも古い考えなのかな。」そんな気持ちになってしまい、なかなかこの「守」を伝えたり強要したりするのをが怖くなってしまったり、めんどくさくなってしまったりしています。
それについて今の若手のZ世代の人たちはどう感じているのかとても気になります。また私と同じゆとり世代の人たちは、それについてどう考え、どう行動しているのかとても気になります。
案外、生徒との関わりよりも難しいかもしれない後輩との関わり。実は今年度一番悩んでるのはそれかもしれないなと思う私でした。