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#40まずはこれから

生徒指導力をあげる方法はたくさんあると思うんですが、私は朝の挨拶と朝の掃除を大切にすることを何より心がけています。ここが1番大切だと思っているからです。

1日の仕事で私が大切に思っているのは"給食"と"掃除"です。授業に関しては教師としてもちろん授業力を鍛えないといけないと思っています。当然大切だと思っているので、今回は省いています。

"給食"と"掃除"の指導ができるかどうかは生徒指導力と密接な関係があると私は思っています。でもこの2つはなかなか難しいんです。生徒にやらせたほうがいいのに、生徒がやらないから先生がやってしまう。やらせたほうがいいからとムキになって怒ってしまう。イライラした態度で接してしまうなどなど、多くの失敗の仕方があると思います。

私もその失敗を経験してきました。恐怖で生徒にやらせることだってあったと思います。でも最終的に生徒たちが成長するためには自ら動けるように仕向けないといけないと思っています。それが本当に難しいんです。

そんな状況のクラスを作っていくのはほんとにスキルが必要です。そのスキルをどうやって身に付ければいいのか、私はまずは自分から動くことが大切だと思ってやっていました。

朝の時間に挨拶運動、しかも掃除をしながら。下校時間に下校指導。学校終わりと部活動終わりにそれぞれ校門前に立つんです。しかも掃除をしながら。勤務時間外だといわれる時代ですが、やっぱりそういった地道な活動が生徒の心をつかむのではないのかなと思っています。

これが働き方改革にそぐわないと言われるのであればそうかもしれません。時代に逆行した動きなのかもしれません。でも相手も人です。人との関わりの中で自分のことももちろん大切にしないといけないんですが、自分の事ばかりだと相手に見透かされてしまうのも事実だと思います。私たち教師という職業のことを理解してくれる生徒や保護者ばかりならいいかもしれないんですが、なかなかそういうわけにはいかないのが現実です。むしろそれは傲慢だとも思います。所詮サービス業。それを認識して動いたほうがいい気がするんです。だからこそ誰よりも汗をかく取り組みが今の時代必要なのかもしれないなと思っています。何度も言います。時代に逆行しているかもしれませんけどね。

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